なげやり系列

 ゲーム仲間のなげやり人偏氏*1が出演する演劇「夏まつりがおわるとさみしい。」を観に行った。これは「夏祭りの時期のある島での話。都会を夢見る者、都会に疲れた者、都会で敗れた者、そんな彼らが故郷の島で織りなすホームコメディ」って話。
 観た感想としては「全体的には悪くないんだが笑いを取りに行っているせいでまとまりに欠ける」って感じかなぁ。変に笑いを取らずにホームドラマとして構成すればもっといい内容に仕上がると思うんだけどねぇ。そこが残念かな。まぁ、飛び道具的な役者が揃えば笑い取りに行こうと思う気持ちは分かるんだけど。

ナイトメア・ハンター

 「ナイトメアハンター=ディープ」のGMをできる様にルール読んでおこうと思ったら、世界観の所に旧版で描かれた事件について書いてある。本来、「ナイトメアハンター=ディープ」のルールブックに書かれている事だけで充分なのだが、やはりどんな内容だったか気になった*1ので旧作「ナイトメア・ハンター」を引っ張り出して読んでみた。あぁ、こんな話だったけ。
 現在では翔企画版の「ナイトメア・ハンター」は入手困難なので、俺と同じ様に思って旧版持ってない人のためにその事件について書いておこう。思いっきりネタバレする*2ので自分で読んでみようって人は読み飛ばす様に。

「地下鉄の夢」事件
ソロアドベンチャー用シナリオの事件。PCは地下鉄でうたた寝をし、気付いたら洞窟の通路に立っている。どうやら遺跡の内部らしい。そして、遺跡を進むと美しい女性がおり、怪物が現れ生活を脅かされているので助けて欲しいと頼まれる。その怪物は古代人の女性の視点から見ているので化け物に見えるが、実は地下鉄の事。そして、PCが化け物と戦った事で地下鉄の脱線事故が起きてしまったという話。ちなみに、美しい女性とはイザナミノミコトであり、脱線事故によってイザナミノミコトのミイラが発見される*3
「博物館の夢」事件
TRPGとしてのシナリオの事件。博物館の館長から助けてくれと電話が入る*4。現場に駆けつけてみると博物館は不思議な状態になっている。入り口から入ろうとすると強烈な睡魔に襲われるのだ。なので、PC達は隣のビルをつたって最上階から博物館に入る。館長室に行くと、警備員風の骸骨に襲われる悪夢を館長は見始める。助けても助けられなくても館長は目を覚まさない。原因が博物館内にあると思ったPC達は博物館を調べ始める。そして、女の幽霊やしゃべる展示物等と遭遇しつつ地下に向かう。この事件は「星の指輪」という6つの指輪に宿る「星の精」が原因。星の精が目覚めた事により現実を夢が浸食してしまったのだ。そして、星の指輪を正しい配列に並べる事により事件は解決する。


 以上が旧版の「ナイトメア・ハンター」で描かれ、「ナイトメアハンター=ディープ」で触れられている事件。「ナイトメアハンター=ディープ」によると、この事件から「神の夢に入る」という研究がされ始め……という事になるらしい。
 いや〜、「ナイトメアハンター=ディープ」で詳しく触れられていない点を読んだらスッキリしたよ。

*1:昔に読んだけど忘れちゃってるからねぇ

*2:入手困難な物なので、ネタバレ書いてもいいと判断

*3:新聞では卑弥呼のミイラなのではないかと書かれたそうだ

*4:設定上、PC達が探偵事務所等を開いている等としておかないと不自然な導入になる