クトゥルフ
今日はTRPGサークル「ギルドマスター」の例会の日。
一応「ソードワールド」のファンドリア・シナリオをやろうと思ってGMの用意をしていったのだが、「いつもGMやって貰ってるから代わりに卓立てますよ」と風水氏が言ってくれた。なので、今日はプレイヤーに徹する事にする。
というわけで、俺は風水氏の立てた「クトゥルフ神話TRPG」の卓へ入る。そして、今日の探索者達は以下の様なメンツとなる。
- オーロン・カートン
- プレイヤーは備前氏*1。50歳男性。大学教授。元医学者で、現在はミスカトニック大学で考古学の教授に。なんでも「不細工*2で患者が嫌がる → 解剖に回る → 死体修繕に回る → ミイラの死体修繕などから考古学の道へ」らしい。
- ジェーン・サミュエルソン
- プレイヤーはとぱーず氏*3。20歳女性。大学生。オーロンの教え子。自分の車を持っていないのに、なぜか「運転(自動車)」が60%もある。
- ウォルター・ストレイド
- プレイヤーは俺。31歳男性。ディレッタント*4で自称「画家」*5。オーロンの元教え子で、骨董品を手に入れてはオーロンを呼んで酒宴を開く*6。初期SAN*7が30%でアイディアが90%のステキPC。
- ガンダーラ(本名:マンフリート・ストレイド)
- プレイヤーはささくれペンギン氏。33歳男性。伝道師。インドで10年ほど修行して帰国。日に焼け*8、ターバンを巻いている。彼の愛車は「ハヌマーン号」。真っ白に塗られて金箔で縁取りされ、ボンネットには「王冠をかぶった白いゴリラ」が描かれている。ちなみに、ウォルターの兄。あぁ、ダメな兄弟だ。
- セシリア
- プレイヤーはW氏。25歳女性。表の顔が家事手伝いの犯罪者。ストレイド家に家事手伝いとして潜り込み、その交友関係を物色している。が、その交友関係は変人ばかりときたもんだ。(笑)
- ジョン・アブリー
- プレイヤーはSENSE氏。音楽家。ロックだかパンクだかといった、この時代では非常に前衛的な音楽を演奏するミュージシャン。その音楽を気に入ったウォルターと仲良くなり、ストレイド家に入り浸る。
今回の俺のキャラの能力値は以下の通りだった。
- STR:10
- DEX:9
- INT:18
- CON:12
- APP:16
- POW:6
- SIZ:18
- EDU:18
で、INTとEDUが高いので知識系にしようと思い、他のゲームではできないディレッタントをやる事にした。そして思う。
こいつって「黒博物館スプリンガルド*9」のウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイドっぽくねぇか?
DEXが低いのに難はあるが、APPが高く*10、SANが低い*11。なので
- 「跳躍」99%
- 「バネ腕(ファイティング・ナイフ相当)」99%
とかってキャラにして「バネ足ジャック」と名乗ろうかなぁと思った。だが、それは「クトゥルフ」のキャラじゃねぇなぁと思って却下*12。とりあえず、名前と「ダメなディレッタント」というところだけを使用。ちょっと残念
*2:APPが6なので。常人は10位ある
*4:芸術等を愛好する道楽者を「ディレッタント」と呼ぶ。基本的に先祖の遺産を食い潰して生活している
*5:一応、「芸術(絵画)」65%、「制作(絵画)」55%なので、ちゃんと画家として食っていく事もできる。まぁ、ディレッタントなので先祖の遺産を食い潰しているのだが
*6:舞台は1920年代のアメリカ。つまり禁酒法時代。でも酒宴。まぁ、飲酒自体は禁止されてなかったけどね
*7:SANはSanityの略で、日本語では「正気度」と訳される。普通は50%位ある
*8:白人なので「真っ黒」ではなく「真っ赤」に焼ける
*9:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%89
*10:MAXは18。平均は10位
*11:SANはPOWを基本値として計算されるのでね
そして大惨事へ
今日やったのは、ルールブック付属シナリオ「ストラフトン山の火」。今日のセッションの説明のためにネタバレするが、「ミ=ゴ達がイタクァを召喚しようとしている」って話。
で、今日のセッション。
ストレイド家に皆が集まって酒宴を開いている。そして、オーロンがストラフトン山で火事が起こったという記事を持ってくる。
ウォルター「我が家のブドウ園*1が心配だ!」
という事で事件現場へ出発。すったもんだあった後、ストラフトン山に登る事に。そしてミ=ゴ登場。
ウォルター「この化け物め!」 → ショットガン発射
という事でミ=ゴとの戦闘開始!「登山用の杖に使う」とか言って持っていった10フィート棒を振り回して戦うオーロンがいたり。
オーロン「ここは私に任せて逃げろ!」 → 10フィート棒振り回し
ウォルター「先生、危ない!」 → ショットガン発射
オーロン「若者は生きろ!」 → 10フィート棒振り回し
なんだこのコント?
しかしまぁ、「クトゥルフ」でモンスターと戦っちゃダメだよねぇ。ミ=ゴは撃退したものの皆が深手を負っちゃったからねぇ。ガンダーラなんて意識不明になった上にミ=ゴに連れ去られちゃったし。
そして、イタクァ召喚儀式のシーン。連れ去られたガンダーラを生け贄として召喚の儀式を行うミ=ゴ達。
ガンダーラを助けるために強行突破!
で、なんとかガンダーラを連れて逃げる事に成功したのだが、
イタクァが召喚された!
まぁ、生け贄がいなくなったので完全復活ではないだろうが、それでも大惨事に。とりあえずイタクァ見ちゃったのでSANチェック。これでガンダーラとジェーンが一時的発狂になり、オーロンとジョンがSANゼロに。無事だったのはセシリアだけ*2。
俺はBOX版から合わせて「クトゥルフ」を100回位やっているのだが、今までSANがゼロで飛んだ事はなかった。だが今回、俺のウォルターのSANはイタクァが出てきた時点で24。これはゼロになれる!そう思ってSANチェックを行い、見事に判定に失敗したのだがSAN喪失は20。
SAN残り4かよ!
何故俺のキャラはSANゼロにならないんだろう?まぁ、一時的発狂は免れないけどね。で、一時的発狂なので
俺「じゃぁ、ショットガンを全弾撃ち尽くしてもなお引き金引き続けます」
と宣言。すると
イタクァが襲いかかってきた!
一時的発狂中なので避けられず、空の彼方へ連れ去られる。
「イタクァが目の前に襲いかかってくるんだからもう一度SANチェック」って事でSANゼロになったのだが、「SANゼロになりたがってたからお情けでSANゼロにしてみた」って感じでちょっとモヤモヤっとしたものが残った。
で、結果。
- オーロン
- 山の麓にて保護される。しかし、「とりあえず人間見たら解剖」って状態になっている。まぁ、SANゼロだしね。
- ガンダーラとジョン
- 凍り付いた儀式場に置いてけぼりになって凍傷になり、手足の指を失う羽目に。当然発狂真っ盛り。ジョンなんてSANゼロで戻って来れないしね。
- ジェーン
- 発狂しながらどこかへ逃げていった。
- セシリア
- 唯一正気を保っているが、恐ろしい体験からストレイド家から旅立つ事にする。
- ウォルター
- イタクァに連れ去られ中。
一通りエンディングを迎え、映画ならスタッフロールが流れる。で、スタッフロールが終わってからのシーン。
- ストレイド家から逃げる様に旅立つセシリア。
- セシリアの背後に何か重い物が落ちる音が。
- 振り返ると凍り付いたウォルターの死体が*3!(SAN喪失3点)
- 思わず見上げるとそこにはイタクァが!(SAN喪失2点)
- 叫ぶセシリア。
- 終劇。
なんともB級ホラーらしいエンディングに。……あれ?
セシリア、イタクァを2回も見たのに喪失SANは合計で5点だ!
1回目はSANチェック成功していたから納得だが、2回目はSANチェック失敗してたからSANは1d100減るんだぜ。なのに02とか出していた。スゲー!
時間が余ったので
こっちの卓が終わった時、「深淵」をやっていたもう一つの卓はボドゲの名作「プエルトリコ*1」をやっていた。なので、こっちもゲームをやる事に。
やったのは"FLUXX*2"。風水氏、備前氏、ささくれペンギン氏、SENSE氏、俺の5人でプレイ。結果、
- 1回目
- SENSE氏がゴールカード「愛こそすべて」の条件を満たして、5ラウンドもしない内に速攻で終了。
- 2回目
- 手札0枚になってからルールがリセットされ、基本ルール「1枚ドロー、1枚プレイ」に。そして俺がゴールカード「アイテム5枚」を引いたのだが、プレイしなくてはならない。で、アイテムを5枚集めていた備前氏が漁夫の利で勝利した。
う〜ん、やっぱりこのゲームは適度にバカで面白いなぁ。