キャンペーン始まるよぅ!
「トラベラー富国強兵キャンペーン」をやっているメンツで「ずっと同じキャンペーンをやっていないで、たまには他のキャンペーンをやろう」って事になっていた*1。で、はまちゃん氏が実家に帰る話が出たのでキャンペーンを始めていなかったのだが、はまちゃん氏が東京に残れる事になったので「じゃぁやろうぜ」って事になったわけだ。
という事で、虎魂氏がレフリー*2でホビージャパン版の「トラベラー」で出ていたシナリオ「黄昏の峰へ」をやる。そして、今回の自由貿易商人「マスタード商会」は以下の通り。
- ハニー・マスタード
- プレイヤーはジャック氏。46歳男性。出身部門は商人で元2等航海士。エンジニアリング技能レベル4と管理技能レベル3が光る。マスタード商会の社長。
- オットー・モリス
- プレイヤーははまちゃん氏。26歳男性。出身部門は偵察局。パイロット技能レベル2なのでマスタード商会の船を動かす。
- ジャック・アカヒゲ
- プレイヤーは俺。46歳男性。出身部門は医者。医学技能がレベル5の名医*3。ちなみに外科医でもある*4。
今回のキャラメは
- ジャック氏が菓子の「ハニー・マスタード」を見てそのままキャラ名に使用。
- はまちゃん氏が「偵察局は死にやすい」という事で2期で予備役になる*5。
- 俺のキャラは名医。ブラック・ジャック?赤髭?じゃぁ混ぜちゃえ。って事でこの名前。
みたいな感じだった。そして、なんとか船を動かせる人員が揃った。なんかシナリオでローンを払い終わった自由貿易船を持っているとあったのでスゲー不安*6なのだが、ともあれ一攫千金を狙った自由貿易商人達「マスタード商会」は旅に出るのであった。
クリアできるかな?
シナリオの指示によると、マスタード商会は帝国とゾダーンの交戦地になりそうな場所を避けるために惑星ライラナー方面に移動しつつ貿易を行っているのだとか。で、キャンペーンのスタート地点は惑星リジャイナ。
積荷を引き渡したりして「次にどこに行こうか?」と酒場で話していると、言い争いをしている2人がいるのに気付く。
俺達「関わりたくありません」
俺達「出口と俺達とそいつ等の位置関係はどうなっていますか?」
レフリー「いや、そいつ等は店の用心棒につまみ出された」
俺達「ふぅ、良かった。『トラベラー』だから巻き込まれて大変な事になるかと思ったぜ」
で、その言い争いの中で「黄昏の峰」という単語が聞こえていた。
レフリー「『黄昏の峰』って聞こえてきた」
俺達「普通なら無視するけどそうするとキャンペーン終了っぽいので、プレイヤーは泣く泣く、キャラクターは興味をそそられて話を聞きに行きます」
なんでも、とある叙事詩によるとこの宇宙には「黄昏の峰」と呼ばれる場所があり、そこには古代のテクノロジーというお宝が眠っているのだとか。で、片方は「黄昏の峰はある」と主張し、片方は「そんなものあるわけないだろう」と言って言い争っていたのだとか。
レフリー「というわけだったらしい」
俺達「徳川の埋蔵金レベルの話なんで普通は鼻で笑って終わりだけど、そうするとキャンペーンも終わりっぽいんで、キャラクター達は興味を持って調べる事にします」
このプレイヤーとキャラクターのモチベーションの温度差は何なんだろうなぁ?
という事で「黄昏の峰」の叙事詩がどんなものかを図書館で調べてみると、それについての叙事詩であろうデータを発見する。だが、書いてある事が全く理解できないので詩について研究している大学教授に解読して貰う。すると、航海記録っぽい物を下手くそな詩にしていたって事が判明する。で、確かにそれは不時着した所に遺跡があって古代のテクノロジーがある様な事が書いてある。しかし、
- それがどこなのか全く分からない。
- そもそも、記述にあるテクノロジーは「出たり消えたりする魔法の様な橋」とか「触ると本物の食料になる食料のホログラフ」っていう「そこに行っても持ち帰られるとは思えない」物がほとんど。
う〜ん、普通は行ってもしょうがないって思って忘れて日常の仕事にいそしむよなぁ。しかし、このままだとキャンペーン終了だからキャラクターは興味を持ち続けないとならないよなぁ。ホント、プレイヤーとキャラクターのモチベーションの温度差が凄い。さすが「トラベラー」のシナリオだ。
ともあれ、リジャイナではこれ以上情報は手に入らなかったので、交易品なんかを積んで惑星ジェンゲへ飛ぶ。ちなみに、レフリーは遭遇判定*1と法的遭遇判定*2はしっかりやっている。というのもの、それをしないと淡々と進んじゃうからだそうだ。しかし、それやると「宇宙海賊に出会ってエンド」とか「警官に撃ち殺されてエンド」とかも充分あり得るんだよねぇ。キャンペーンがランダム表で終わらない事を祈るとしよう。
俺達「出会った宇宙海賊がハーロックだったらいいのにねぇ」
俺達「そうしたら仲間にして貰うのに」
俺達「黄昏の峰についてハーロックに話したら、ハーロック補正によって見付けてくれるに違いない」
レフリー「だといいね」
ま、そんなこんなでジェンゲ到着。ちなみに、2等寝台に寝ていた客4人の内3人が蘇生失敗で死亡し、ジャック・アカヒゲがヤブ医者呼ばわりされる。いや、名医なんだ。名医なんだよ!でも、出目が悪くちゃしょうがない。
ジャック・アカヒゲ「(アミバっ面で)ん〜、ここかなぁ?間違えたかなぁ?」
大丈夫だよ、寝てるだけだよ。
一応ジェンゲでも叙事詩について調べたら、叙事詩に出てきた遺跡は八角教団というものの建物ではないかという事が分かる。ちなみに、八角教団は600年位前になくなった旅行者の互助組織的なものらしい。600年前になくなった教団か。俺達の感覚なら「室町時代に興ってなくなった宗教」みたいなもんだ。普通はどうでも良くなる気がするんだが、そうするとキャンペーン終了。やっぱりこの温度差が……まぁいい、続けよう。
で、次に行ける惑星ダイナムは政情不安で危険という事で、惑星ダイナムでは給油をするだけですぐに次の惑星ダイナムン*3へ飛ぶ事にする。
ダイナムンの次に行ける所は惑星ウィポッックだが、そこは大気が腐食性ガスの上に宇宙港が単なる更地。なので降りるのは危険。という事で、折り畳み式燃料タンクを宇宙船の船倉に取り付けて給油しなくても次の惑星に行ける様にする*4。
ちなみに、偵察局に色々と報告に行く&叙事詩の情報を調べるって事をやっていたオットー・モリスが、偵察局から惑星ジニー行きの貨物を運ぶ依頼を持ちかけられたが、船倉が既に燃料で埋まった状態なので断ったりした。なんかキャンペーン上のイベントがありそうなんだが、行く理由が全くないんだよねぇ。
あと、馬車が猛スピードで走っていき、それを追いかける騎馬の一団がいるのを見かける*5。しかし俺達は徒歩。追いかけるなら宇宙港にもどって宇宙船に乗る必要があるのだが、そうすると確実に見失うだろう。やはりキャンペーン上のイベントがありそうだったのだが、どうにもならないのでスルー。
で、惑星ウィポック経由で惑星レックへ。この星で情報収集をすると、なんでもヴァルグル人*6の商人達が来ているのだとか。一応、「黄昏の峰」の情報を得ようと接触してみた。しかし、八角教団については知っていたが、それ以上の情報は得られず。
さて、惑星レックの政治体制は「カリスマ的独裁政治」である。という事で、法的遭遇にてPC達は警官に問答無用逮捕される。
レフリー「カリスマ的独裁政治だから、理解できない理由で捕まるんじゃん?」
俺「多分『眉毛が指導者に似ている』とかいう理由じゃね?」
レフリー「それ採用」
という事で、眉毛が問題となって逮捕され、当然ながら殴る蹴るの暴行を受ける。とりあえず弁護士を雇って出所。しかし、また警官に「貿易品違反」という言いがかり……いや、容疑で逮捕される。そして弁護士を雇って5週間の拘留で釈放。
レフリー「じゃぁ、1d6週間で出られるって事で」
俺達「5週間になりました」
レフリー「では、5週間後に釈放された」
俺達「良かった。1d6年とか言われたらキャンペーン終了だったよな」
レフリー「年か、その手があったか」
俺達「1d6に10年かけるって事もあり得るからなぁ。5週間で出られてラッキー!」
また捕まるのは嫌なので宇宙港内からは出ない事にして*7、次の惑星カーカへ飛ぶ。そして、惑星カーカ到着というところで今日は終了。
そうそう。黄昏の峰についての情報は行く先々で探しているが、追加情報はまるでなし。このキャンペーン、クリアできるのだろうか?「トラベラー」のシナリオだけにちょっと不安だなぁ(笑)。