喜劇

 そして、おごり高ぶる金満カンパニーが3ヶ月目の取引に入った。今回はジェンゲで刀剣類を仕入可能となる。


「刀剣類?安いじゃん」


 1回目の交易なら泣いて喜ぶ価格帯も、今では屑呼ばわり。これだからブルジュアは。しかし、ここから大喜劇*1が始まった。
 今回は燃料の質が悪い物しか手に入らなかったのでミスジャンプ*2の可能性がある。で、ちょっとドキドキしながらジャンプ。成功!その時レフリーが言った。


レフリー「そういえば、遭遇判定してなかった」


 遭遇判定。それは、現在いるエリアで何かに出会ったかの判定である。ちなみに、今まで書いていなかったが、ちゃんと遭遇判定はしていたぞ。


プレイヤー達「あぁ、そうだったね。やりなよ」
 (ダイルロール)コロコロコロ。
レフリー「遭遇表によると海賊とかって書かれてる」
虎魂氏「……終わった」


 海賊。それはキャプテンハーロックとは似ても似つかぬ宇宙のゴロツキである宇宙海賊だ。シュバルツ・ドラヘンは武装を全く持たない宇宙船。勝ち目なし。


レフリー「待て待て、まだ反応表があるぞ」


 反応表。出目によっては友好的に接してくる事もある。


レフリー「ピンゾロ振っちゃったんだけど。即攻撃だね」
プレイヤー達「待て、こっちのボーナスで3扱いになるはずだ」
レフリー「じゃぁ、2d6振って5以上で襲ってくるってわけだね」
 (ダイルロール)コロコロコロ。片方のダイスが5を指している。そして2d6。
プレイヤー達「……終わった」


 レーザー砲とミサイルのフルファイヤじゃぁ即死だよなぁ。


レフリー「とりあえずレーザーだけだったって事にすれば逃走できるんじゃない?」
虎魂氏「判定の結果、ミスジャンプしました」


 ミスジャンプ先は……マップ外なんですけど。


虎魂氏「これってどういう事?」
レフリー「星はあるはずだけど今のところは発表されてないと思う」
俺「それって、俺達は星間図を持っていないって事じゃね?」


 惑星は広大な空間にポツンとある球体。おそらく、飛び先と同じエリアに惑星があっても、星間図がなければたどり着けないだろう。


皆「……終わった」


 で、反省会が始まる。カネがあったのでレーザー砲を買っておけば良かったという意見もあったが、敵が探知圏外から攻撃してくる*3ので無意味と判明。って事はどうしようもなかったってわけですな。護衛艦雇おうとしたら「ルール把握してないから出払ってるって事で」とかレフリーが言ってたしなぁ。
 最後に仕入れた刀剣類。残りの食料とか残りのエアーとかを巡って戦う時にスゲー役に立っただろうなぁ。しみじみ思ったりする。
 まぁ、笑いは取れたので良し。

*1:「悲劇」とも言う

*2:予期しなかった所にワープする事

*3:戦闘用宇宙船は探知圏が広い