感想

 まずはコンベンション運営の感想。
 1つ目は開会式。ハッキリ言って雰囲気が硬い。なんか会社行事の司会進行みたいだった。開会式は、プレイヤーを盛り上げるために元気良くテンポ良くやるべきだ。TRPGのコンベンションには厳粛さは必要なく、プレイヤーの気分が乗ったままプレイに入れる開会式の方がいい。
 2つ目は近くのコンビニを把握しているスタッフが少ない事*1。普通はスタッフ全員、少なくともGMは近くのコンビニの場所を把握していなければならないだろう。開会前に全員集合してコンビニの場所を確認しておくべきだ。
 この2点以外は普通のコンベンションより待遇はよかった。セッション始まったら卓毎にパーテーションで区切ったりしていたしね。
 次にセッション運営の感想。
 まずはラスボス。ハッキリ言ってやりすぎだ。GMオリジナルのデーモンだったらしいのだが、こいつのレベルは8以上。レベル4以上の古代語魔法を使う。近接ダメージは最低でも20点で最高30点以上行く*2。その攻撃が3回。しかもキレると4回攻撃になり敏捷度も上がる。確かに「デーモンに対しては+3になる魔剣を1本」とか「+2のプレートメイルを1式」とかはあったが、それでもレベル4パーティにぶつける敵ではない。特にプレートメイル+2を着たPCが1撃で気絶or死亡する様な攻撃を4回もやっちゃうのはねぇ。今回は俺のPCが「ウィークポイント」の呪文をかけたのでシーフが30点オーバーのクリティカル攻撃を2回放ち、死人が出ずに勝てた*3。だが、それがなかったら簡単に全滅していただろう。
 もう一つ気になるのは時間配分。今回は5:00pm終了、6:00pm完全終了だった。そして、セッションが終わったのは6:00pm近く。これもダメージ30点越えのクリティカルが出て戦闘が短縮されたからであって、普通に戦っていたら6:00pm越えていた。だが、コンベンションでは時間配分が極めて重要だろう。とりあえず

  1. 終了30分前には終わる様にする*4
  2. エンディングのために30分はとっておく。
  3. PC数や敵の数でも変わってくるが、基本的に戦闘は1時間かかる物として考える。


 これらを加味してセッション運営をするのが重要だ。今回の場合なら「3:30pmに戦闘開始、4:30pmにエンディング処理、余裕分は5:00pm以降で処理」ってしておくべきだろう。
 それ以外の部分は面白かった。ストーリー自体もちゃんとしているし、ダンジョンもギミックいっぱいで楽しめる。オリジナル設定を使っていたが、それは最初からちゃんとプレイヤーに言っていたので問題ない*5。その辺はしっかりしているので、今後は欠点を埋めていって貰いたいものだ。

*1:昼の買い出しに「案内係」が来るのを待たなければならなかった

*2:レーティング表でダメージを決めていたが、エルダー・ドラゴン並のダメージだ

*3:気絶者は続出したが

*4:いざ終わらなくても30分の余裕ができる

*5:そういう説明があったにも関わらず卓に入って文句を言うなら、それはプレイヤーがダメなヤツだってわけだし