憑神

 誕生月は1,000円で映画が観れる映画館。もうそろそろ誕生月も終わるので観に行ってみる。今日観たのは「憑神*1」。「幕末の下級武士が神頼みと手を合わせたら、貧乏神、疫病神、死神がやって来た」って話。
 結構面白かった。コメディタッチで始まるが、最後には「武士の生き方」というテーマになっていく。まぁ、コメディで終わってもよかったと思うのだが、こういう展開もありかなぁと。
 この映画、主人公が妻夫木聡氏ってのが微妙かなぁ。コメディで終わるならこの配役でもいいと思うけど、終わり方がこうだと配役ミスだなぁと思ってしまうのですよ。妻夫木聡氏って柔和な雰囲気を持っているから、「凛とした武士」って雰囲気が出てこないのでね。顔に「険」がないのですよ、この人*2
 とりあえず、死神の名前が「おつや」ってのが個人的にはヒット。お通夜ですかぁ、凄く納得してしまった。もしかしたら死神の名前がふと浮かんだので舞台が江戸時代になったのかも知れないなぁ。

*1:http://tsukigami.jp/index.html

*2:どろろ」の時の百鬼丸はミスマッチはなはだしかったしね