風の聖痕RPG

 このRPGは「風の聖痕」というラノベを原作としたTRPGだ。F.E.A.R.が使っている「スタンダードRPGシステム」を採用している。基本的には伝奇物と呼ばれるジャンルで、退魔師になって妖魔と戦うというゲーム。
 今回のPC達は1枠から順にこんな構成になった。

神凪夏彦(かんなぎ・なつひこ)
23歳男性。サンプルキャラクター「炎の運び手」。完全な前衛系。退魔師一族神凪家の分家の出で、本家からも注目される炎術師。俺のキャラ。
凪太一(なぎ・たいち)
23歳男性。サンプルキャラクター「風の使者」。前衛でも戦え、回復等もできるキャラ。神凪夏彦の友人であり、退魔仕事の相棒でもある。
御波かすみ(みなみ・かすみ)
25歳女性。サンプルキャラクター「水乙女」。後衛からの魔法攻撃系。警視庁特殊資料整理室*1所属。
石蕗茎二(つわぶき・けいじ)
15歳男性。オリジナルPC使用。ちなみに「地術師/イノセント/ノーブル」。回復や敵の達成値を下げる等のサポート系。退魔師一族石蕗家の者。


 今回のセッションは「おおむね良し」かな。「回復系がいるならこっちのオリジナルキャラ使えば良かったよ」とか言い出すプレイヤーがいたり、誰もラスボス戦前にタンカ切らないので俺が「東郷藤右衛門*2殿、いざ尋常に勝負!」とタンカ切って戦闘に入ろうとした時に「じゃぁこういう演出をします」とグダグダな演出をしだすプレイヤーがいたりと多少イラっとさせられはしたが、意志疎通ができないほど変なプレイヤーでもなかったし面白いシナリオではあったのでね。
 シナリオは「関ヶ原の戦い直前に裏切りにあって死んだ武将が神社で奉られていたが、その怨霊が暴れ出した」という話。神クラスの怨霊を鎮めるためには怨霊の真名*3を調べて怨霊の力を削いでから戦わなくてはいけないという、言霊信仰*4を大元に据えたシナリオ。ラノベ風ではないので原作とは違う雰囲気なんじゃないかとは思うのだが、退魔物としては面白いシナリオだった。
 今回、凪太一をやったプレイヤーはTRPGを初めてやるという人だった。初めてでコンベンションに来るのか。なるほど、そういう入り方もあるのかぁ。

*1:公的退魔組織

*2:ラスボスの怨霊の名前

*3:「しんみょう」もしくは「まな」と読む。その者の真の名

*4:「ことだましんこう」と読む。言葉には魔力が宿るという考え方