セイクリッド(仮)
「グループSNEコンベンション」というイベントに参加する。参加したゲームは「セイクリッド(仮)」。SNEの新作ゲームで、それのテストプレイ。JGCのパンフレットには「9月発売予定」とあったが、今の段階でテストプレイしていたんじゃ、100%9月にゃ出ねぇだろう。なお、GMは秋口ぎぐる氏。
さて、このゲームはどんなTRPGかというと、
- ファンタジー世界。
- 72体の悪魔がおり、その内2体が良い悪魔。つまり神。
- 70体の悪魔は下僕となる者に力を与え魔人とする。
- PC達は有能さを見込まれ、魔物を倒す術を教える学院に入った者。
- 学院は実は魔人と戦える者を育てる学院である。
- PCは神から力を与えられ、魔人と戦える力を持つ者。
- 学院からのミッションで、PC達は魔人と戦う。
って感じのゲーム。ちなみに、「学院」という設定は新紀元社からのテコ入れらしい。何で新紀元社っていつも変なテコ入れするんだろうな?
さて、5人用意されたプレロールドPCから自分のキャラを選ぶ。このゲームは、神から与えられた力の種類によって「称号」が付き、その称号2つを選んでPCを作成する形になっている。要するにメインクラスとサブクラスだね。で、称号には「神器使い」だの「虐殺士」だの「救世者」だの「天使憑き」だのとあるのだが、俺は以下の様なキャラを選んで名前を付けた。
- ルイストリン
- 18歳男性。称号は「戦略魔導師」で「不死英雄」。
名前は……レイストリン*1に棒を一本足しただけだからツッコむな。
「戦略魔導師」ってのは魔法使い系。ただし、その魔法はマップ兵器の様な戦略兵器級の範囲魔法。「不死英雄」ってのは、その名の通り不死の存在。まぁ、神や悪魔から力を与えられた者の攻撃では死んでしまうけどね。ルール的には毎ラウンド自動回復できる。
セッションをやってみた感想。
戦略魔導師面白い!
この称号の特徴としては、戦闘中に「戦略式展開」を行う事。「戦略式展開」は、ターン開始タイミング*2、準備タイミング*3、行動タイミング*4で使える特技で、これを行う事によって「戦略式」が溜まっていく。2回やれば戦略式が2つ溜まり、5回やれば戦略式が5つ溜まるってわけだ。で、この溜まった戦略式を消費して強力な防御陣を築いたり、強力な範囲攻撃を行ったりするのだ。このスタックする感じが個人的には好き。
ただまぁ、ゲーム的にはブラッシュアップすべき点が多いかなぁ。一番気になったのは
「F.E.A.R.ゲーっぽさが強いんだが、どこをとっても中途半端」
ってところ。ルールにしてもGMサポート力はF.E.A.R.ゲーに及ばず、神に選ばれた超人にしては「学院のミッション」て事じで半端感がある。なんかこう、もうちょっとって感じ。
ともあれ、セッションを進めていく時に「魔人に力を与えた悪魔を特定すると魔人を弱体化できる」点とか、戦略魔導師の特技「戦略式展開」とかって点は面白いので、製品版にする時にはもっといい物になっているのではないだろうか?