天羅WAR

 シノザキワタル氏が「天羅WAR」のGMやりたいと言い始めたので、急遽「天羅WAR」をやる。このゲームは「天羅万象」の世界と「テラ:ザ・ガンスリンガー」の世界が戦争をしていたところに天使と呼ばれる人類の敵が現れたので休戦状態となったってTRPG
 GMはシノザキワタル氏で、プレイヤーは枠順に以下の通り。

キッド
プレイヤーは俺。20代男性。使用テンプレートは「荒野のガンマン」で「最強のガンマン」。
安藤徳平衛
プレイヤーはささくれペンギン氏。17歳男性。使用テンプレートは「紅蓮の傾奇者」で「不倶戴天」。
ジュリア・マグダレーナ
プレイヤーは葵氏。10代に見える女性。使用テンプレートは「悠久の聖女」で「テラの救世主」。


 今回はシナリオクラフトで「大決闘」を使用。という事で、


シナリオは「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」だ!


 「天使化した義経とバトル」って感じで「天羅WAR」の設定は守っていたけどね。
 シナリオとしてはシナリオクラフトなので状況の表を振ってアドリブ。キッドがモラトリアムに突入したり、安藤徳平衛がヘタレた後にエンディングの演出で切腹してみたり、ジュリア・マグダレーナがシャルル・ビナンヴニュ・マグダレーナ*1の正体と言いながら、どう見ても「血まみれ弁天」枠だったり。ちなみに、「経験点なんていらないや」と思って溜めた「気合*2」を全部使ったので、俺の経験点は0点だった*3
 初めて「天羅WAR」やった感想は


「ゲーム重いね」


だった。このゲームは、コンベンションでやるには非常に厳しいと思う。とりあえず「重い」と思った点は以下の通り。

  1. 少なくとも「天羅万象」か「テラ:ザ・ガンスリンガー」のどっちかを知っていないと世界観説明が辛い。
  2. SRS*4に追加ルールが色々付いているのでSRSを知らない人は理解すべきルールが多い。
  3. PCが最初から強いので特技が多く、SRSに慣れていない人には管理が辛い。
  4. 「因縁」「合気」「気合」「業」と、セッション中に管理するデータが多い。
  5. 戦闘になると「特技」を使用する度に「精神力」「気合」「業」といちいち管理しないとならないので大変。


 世界観はしょうがないとしても、もう少しプレイ・アビリティを考えたデザインにしてもよかったんじゃねぇかな。SRS自体が強いキャラだと管理が大変になるシステムなので、そこに管理すべきデータをごそごそと追加するのはいただけない。少なくとも、安心して遊べる仲間に誘われない限り、俺はこのゲームを積極的に遊びたいと思えないな。
 まぁ、「時間が来たらデウス・エクス・マキナ」ってルールは好きだけどね。セッション終了タイミングが来たら、突然GMが「そして数億年後、君達の転生体は(以下略)」なんて強引な打ち切りを行うってのは面白い。

*1:ジャンヌ・ダルクみたいな人

*2:ダイスをブーストしたりするデータ

*3:「気合」を使うと「業」が上がり、ゲーム終了時に「業」が107以下でないとNPC化。増えた「業」を減らす判定は2回まで行えるが、2回行うと経験点は0点になる

*4:F.E.A.R.が押し進めている「スタンダードRPGシステム」というシステム形態