シナリオ・タイトル「落雷」


 今回やったのは付属シナリオ「落雷」。「深淵」のGMをやる時に回すのは3回連続でこのシナリオをなのだが、個人的に好きなシナリオなので良し。とりあえず「力を求める君達の目の前に魔剣が落ちてきた。さぁ、奪い合え」ってシチュエーションが好き。
 でもって、今回のPC達は以下の通りとなった。

ブルック
テンプレートは「農夫」。男性18歳。運命は「00.内なる他者」「35.深淵召喚」。
ファルクス
テンプレートは「半妖精の傭兵」。男性36歳。外見年齢20歳。運命は「75.呪われた出自/妖精騎士*1」「89.血の代償」。
ダビドフドライセン
テンプレートは「奇妙な旅人」。男性26歳。運命は「04.自己犠牲」「80.死者の呪縛*2」。
トルネコ
テンプレートは「フィレアの豪商」。男性38歳。運命は「47.吸魂陣*3」「88.待ち人の予感」。ちなみにブライという名の丁稚*4を連れいている。


 さて、セッションを始める前の事。キャラを選んだ後に昼飯にしたのだが、その時にコンベンションのスタッフの1人が暇そうにしていた。で、声をかける。


俺「ゲーム入らないんですか?」
スタッフ「どの卓も上限人数満たしちゃったんで」
俺「じゃぁ、俺の卓で魔剣やりません?人格持っててもおかしくないんで」
スタッフ「いいんですか?」
俺「むしろやって頂くと俺が楽」


 という事で、暇潰しに困っていたスタッフに魔剣ワルラームをやって貰う。彼も暇な時間を解消でき、俺も負担が減って楽。双方に美味しい。うん、いい感じだ。
 でもってセッション。シナリオ開始して雷雨の中、雨風をしのぐために洞窟に入って出会ったPC達。何となく緊張感。その緊張感が何故か高まって


魔剣が落ちてくる前にPC間戦闘が起きそうなくらいに!


 とりあえず、PC間戦闘は魔剣落ちて来てからにしようぜ。まぁ、さすがに魔剣が落ちて来る前にPC間戦闘はなかったけどね。
 で、魔剣降臨。最初に手にしたのはダビドフ。そして、魔剣に誘われて封印を壊しに行こうとする。当然、他のPC達も付いていく。微妙な緊張状態の旅が始まった。
 状況が動いたのは封印の近くに来た時。魔剣が「渇く。血が欲しい」とダビドフに語りかける。そうするとダビドフは他のPCを傷つけるのではなく自分を刺そうとする。う〜ん、それじゃぁ面白くないなぁ。という事でNPCのブライをけしかけてみる。


ブライ「それをよこせっ!」
ダビドフ「うわっ、寄るな!」


って感じで切られるブライ。ちなみに、山札から引いたダメージカードに「叙事詩に残る一撃」があった。脳天唐竹割かなぁ?
 ブライが死ぬとファルクスが魔剣を奪いに動きPC間戦闘勃発。ダメージによって魔剣を叩き落とし、それを拾って自分の物にするファルクス。しかし、ダビドフは「封印の猟犬」を召喚してファルクスにけしかける。ちなみに、封印の猟犬を呼びだした反動でダビドフは死亡した。
 召喚者が死んだものの、命令は生きている。なので、猟犬はファルクスを攻撃。ダメージによってファルクスは魔剣を取り落とす。そこに飛び出してきたのがトルネコ。彼は魔剣を拾うと追加移動を行い、全力で封印に向かう。それを追うファルクスとブルック。そして舞台は封印の場所に移る。
 封印の前に来たトルネコは、魔族解放後の怖ろしい光景を夢歩きで見て思わず魔剣を投げ捨てる。それをファルクスが拾うが、魔剣の影響で封印解放。
 封印解放時点で魔族ロンゲインは血に飢えている。という事でシナリオ通りに意志力抵抗をさせる。ファルクスとブルックは抵抗したのだが、トルネコは大失敗。大失敗かぁ、ならトルネコは自ら魔剣に飛び込んで死亡じゃね?って事でトルネコ死亡。
 残ったファルクスとブルックは魔族ロンゲインとご対面。信徒となるなら運命を一つ解消してやろうというロンゲインに対し、ブルックは信徒となる道を選ぶ。だが、ファルクスは父たる妖精騎士イェスターンの敵であるロンゲインに屈服する事を拒む。なので、ブルックに下された最初の命令は「ファルクスを殺せ」であった。
 ブルックに命令を下したロンゲインは妖精騎士イェスターンと戦うために天空へ飛び立つ。そして、天空ではロンゲインとイェスターンが戦い、地上ではロンゲインの信徒とイェスターンの血を引く者が戦うとうエンディングとなる。まぁ、魔剣を持っている事と残り寿命を考えるとブルックが勝つでしょう。そしてテンプレートが「農夫」から「呪われし天才剣士」に変わるんだろうな。

*1:この妖精騎士は、今回のシナリオに関わるイェスターンとした

*2:運命で縁故が付く「死んだ恋人」が死んだ兄という茨の道を進んだそうな

*3:この運命で推定寿命が41歳になっていたりする

*4:でも31歳