トラベラー海賊キャンペーン
今日は「トラベラー」の海賊キャンペーンの続きを遊んだ。ちなみに、前回までは以下の様に話が進んでいる。
さて、今回もレフリーはジャック氏でPCは以下の様になった。
- グスタフ・フォン・ベッケルハイム
- プレイヤーは虎魂氏。50歳男性。マージシー総統の侯爵。
- カール・バルゼー
- プレイヤーははまちゃん氏。46歳男性。マージシー元帥。
- ヨハン
- プレイヤーは俺。46歳男性。マージシー秘密警察長官。
さて、前回のセッションで惑星マージシーを平定した一行。しかし、その戦いで宇宙港は破壊されてしまい、現在は帝国から貸与されたジャンプドライブ等が付いていない20万t級のテンダー艦が宇宙港の代わりをしている。そして我々は思う。
「このテンダー艦動かせないかなぁ?」
で、動かすために必要な資金を計算してみる。すると、
最低Mcr.34,000*1、理想型ならMcr.75,000必要。
え〜と、34ギガクレジットとか75ギガクレジットとかが必要って事だ。ギガクレジット、「トラベラー」をやってて初めて聞いた単位だ。ちなみに、海賊行為を1回して手に入る金がMcr.50位なので、海賊家業じゃとうてい追いつかない金額だ*2。
仕方がないので今は諦める。金が貯まればいいし、別に買わなくても敵国*3から奪ってくればいい。そうすれば動くのでね。
で、現在は「空母的存在があっても中に入れる艦隊がないと意味がない」という結論に達して艦隊を編成する事になる。なので、艦隊が必要になるわけだ。ちなみに、現在の資金はMcr.100近くあるので自由貿易船なら2隻買ってもお釣りが来る。が、別に買う必要はない。むしろ敵国であるソード・ワールズ星域から奪ってくればいいのだ。という事で星域図を見る。すると、グングニルが良さそうだという話になる。
惑星グングニルはB型宇宙港*4がある人口1億人未満の農業惑星だ。そして、素敵な事に政治形態は小国分裂状態。で、この惑星の設定をダイスロールを適用しながらもっと考える。そしてこんな設定となった。
- グングニルは34ヶ国からなる小国分裂状態の惑星。
- ソード・ワールズに対して軍を派遣するために惑星の国連軍を組織。
- 国連軍は事実上、上位6ヶ国の軍事力からなる。
- 第1位の国リンドストロームは各国に強い影響力を持っている。
- グングニルは大気汚染されている星なので、リンドストローム系の大企業が大気汚染の原因を作っている。
- 大気汚染に反発してエコテロが発生。テロを鎮圧するためにリンドストロームは各国の承諾の元に空爆。それに怒る者達がテロリストになるという悪循環が起こっている。
さて、戦艦が欲しい我々は、最初にグングニル国連軍の2位以下の国と手を結んでリンドストロームの戦艦を手に入れようと考えた。しかし、さすがに国が手を貸す事はないだろうという結論に達する。ではどうするか?で、テロリスト達と手を組めばいいじゃないかという結論に達する。という事で、帝国の惑星マージシーはソード・ワールズの惑星グングニルのテロ支援国家となった。あ〜、現実世界の話じゃなくて良かった。(笑)
で、グングニルの第2位の国フリクセルにあるテロ組織「フィルクセル人民解放軍」の首領ヤン・オーレン*5にヨハンが接触する。そして「グングニルの諸悪の根元リンドストロームの軍事力を後退させるために共に手を組む」という事で合意。
手に入れる戦艦はフリクセルの海軍港に停泊中のリンドストローム船。という事で、海軍港を攻略するために色々と活動をする。そして、海軍港職員からツテを作って海軍港の地図や停泊スケジュール等を手に入れる。
さて、テロ組織首領のヤン・オーレンも海軍港から情報を得ようとする。商人時代の上司アラン・チュンベイが、現在海軍港の高官をしているのでセキュリティ情報を得ようというのだ。アラン・チュンベイは、フリクセルの港の警備をリンドストローム側が管理している現状を良しとしておらず、リンドストロームの国際的地位が下がる事を歓迎しているので協力してくれる可能性がある。
さて、ヤン・オーレンがアラン・チュンベイに秘密クラブで面会した時に困った事が起こった。というのも、アラン・チュンベイがヤン・オーレンに会った時に彼に酒をぶっかけて退席してしまったのだ*6。これは普通ならあり得る事なのだが、困った事にヤン・オーレンは超能力者でテレパス使い。当然アラン・チュンベイの気分をテレパシーで読んで問題ないと判断した上で話を持ちかけた。しかしいきなりキレるアラン・チュンベイ。これがどうにも説明が付かない。アラン・チュンベイがヤン・オーレンと手を切ろうとしているならそもそも会いに来ないし、話している間に怒り始めたなら超能力者のヤン・オーレンには分かる。で、怒り始めたならキレる前に話を止める。なので説明が付かない。
皆で散々頭を悩まして出た結論。
「公害病なんじゃね?」
グングニルは大気汚染がある惑星だ。で、設定上はリンドストローム系の企業のせいで惑星の大気汚染が起こっている。で、その汚染の公害病として「いきなりキレる」というのがあるんじゃないかという話。非常に苦しいが、これなら納得できなくもない。それに、そんな公害病撒き散らしてたら反リンドストロームになってもおかしくないよねぇ。
という事で、翌日接触し直してヤン・オーレンはアラン・チュンベイからセキュリティ情報をゲット。そして、今まで得た情報を整理して海軍港襲撃計画を練る。で、500人以上のテロリストと惑星マージシーから派遣された200人以上の人員*7が海軍港を奇襲。結果、惑星グングニルの大国リンドストロームのキンニール級相当の戦艦1隻、巡視艦5隻、偵察館1隻をゲットして、惑星マージシーの艦隊は整ったのだった。
ちなみに、テロリスト達には報酬としてMcr.10*8と核兵器を渡した。当然、この核兵器はリンドストロームの首都に落とされる事になるのであるから……やっぱり現実世界の話じゃなくて本当に良かったよ。(笑)