クトゥルフ

 今日はTRPGサークル「ニューディール*1」のオープン定例会。行ってみると久し振りにラセリア氏が来ていた。実際に会うのは1年以上振りじゃねぇ?
 さて、今日は「クトゥルフ神話TRPG*2」を持っていく。で、シナリオ集「七つの怪談*3」にある「ひいてけの海」をやる。このシナリオは「クルーザーを買った金持ちのボンボン*4の友人に誘われてクルージングに出る」という導入から始まる。
 そして立卓。今回の探索者は以下の通り。

谷岡啓太郎(たにおか・けいたろう)
プレイヤーはしも氏。32歳男性。オカルト作家。ボンボンの大学時代の後輩。
章辰永(しょう・しんえい)
プレイヤーはM氏。35歳男性。中国系日本人でディレッタントと言う名のニート*5。自称「彫刻家」。ギリシャ彫刻を木工で表現するというよく分からない事をしている。まぁ、それも芸術かぁ。ボンボンの大学時代の友人。


 シナリオ内容については既製品なので割愛。とりあえず、


NPC使っていい感じにPCかき回せた。(超満足)


 「ジッとして移動しない」とプレイヤーが決めればNPCが半狂乱になって走り去ってみたり*6NPCが<目星>ロールに失敗して肝心の超自然現象を見ていなかったり。そして、超自然現象を見ていないがためにPCを不審がってみたり。
 しかも、今回の「PCかき回し」はわざとやっているのではなくダイスの出目によって導かれた物。オープン・ダイスでやっているのでプレイヤーは文句の付けようもない。という事で、文句を付けたくても付けられないプレイヤーをしり目にNPCを使ってドンドン悪い方向へと話を持っていけた。まぁ、最悪の事態を回避したいと思えばいくらでも回避できる*7のだが、キーパーの俺は最悪の方向に向かってPCが翻弄される方が面白いのでそんな助け舟は出さず。という事で、


NPCウゼぇ!」


と言わせる事に成功。いや〜、満足満足。(笑)
 結局、NPCは翻弄するだけして全員死亡。PC2人は生き残ったものの、正気度は激減した。そして、エンディング。
 谷岡啓太郎は「死んだ友人に捧げる」と訓辞を書いて今回の事件を元にした小説を出したが、死んだ友人がモンスターとして描かれているので彼のBlogは炎上。まぁ、Blog炎上のおかげで小説はそれなりに売れた。
 章辰永は自分の彫刻に今回見た「宇宙的恐怖」を盛り込み始める。「宇宙的恐怖とギリシャ彫刻が融合した木工彫刻」という前衛的な作品を数々送り出し、前衛芸術評論家の一部に高い評価を受け、大多数の人々に眉をひそめられる作家となった。

*1:http://oridei.fool.jp/sub2.html

*2:最新版は「クトゥルフの呼び声」ってタイトルじゃないんだよねぇ。まぁいいけど

*3:http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4775306103/ref=dp_image_0/503-0445346-6045566?ie=UTF8&n=465392&s=books

*4:ただし35歳といい年

*5:華僑幹部の三男坊なのだとか

*6:しかも怪我をして助けを呼ぶ(笑)

*7:例えば「1つの行動を10段階に分けて1回でも成功すれば良し」とすればまず間違いなく成功する。連続で判定をすると緊張感を演出でき、さらに絶対に成功させる事ができるので便利な方法だ。マスタリング・テクニックの一つだね