読了

 昨日買った「ソード・ワールドRPGリプレイ集xS④ 猫の手超人王、激闘!*1」を読了。感想は「まぁ、こんなもんかな」ってのが正直なところ。GM清松みゆき氏は色々と考えてシナリオ用意しているようなんだが、どうも「ソード・ワールド」で敵が秘密結社ってのが俺の感覚に合わないんだよねぇ。
 でもまぁ、このリプレイは他のリプレイよりは評価できる点はあるかな。というのも、リプレイ・パートだけではなくてシナリオ・パートもあるからだ。まずシナリオを紹介し、実際のプレイでどうやってGMがシナリオを運用したかが分かる作り。これはいい。「GMってどうやるんだろう?」というGM初心者or興味持っているGM未経験者が具体的な例として読めるってのは素晴らしい。
 という事で、俺的には「内容はともかく、リプレイのコンセプトは全面肯定」って感じかな。
 内容について色々書こうと思ったが、それを書くとネタバレになるから止めておく。それはそれとして、1つだけ疑問が。
 疑問は第11話のリドル。答えの「8240001」が導き出される事まではリドルを読んだ瞬間に分かった。だが、シナリオ解説の「これにより、ボタンの中では『1』が正解であると推測します」が分からねぇ。どうして「1」に繋がるんだ?操作盤にある数字と答えの数字で共通するのが「1」だからか?ここだけ理解不能。う〜ん。まぁ、いいか。
 ちなみにこのリドル、セッションでは行き詰まったらしい。リドルってこういう風にセッションが停滞したりするのでシナリオに盛り込むのは避けた方がいいと思うんだよね。特にコンベで使うシナリオにはリドルは御法度。なぜなら時間管理が不可能に近いから。
 このリプレイでは「リドルやパズルはTRPGでアクセントとしてよく使われるものです」って書いてあるけど、それはD&D赤箱とかの古いシナリオにある程度で、ここ10年位はリドルやパズル盛り込んだシナリオって激減していると思うんだけどねぇ。こういう文章を見ると「この人、古いままゲームの概念が固まっちゃったのかなぁ」とか思う。やっぱりTRPGも色々と新しくなっていくんだから、古参ゲーマーであっても新しい感覚には付いていきたいものだ。