「ぶっちゃける」というテクニック

 昨日書いた「失敗したらどうしよう」って不安を乗り越える方法に関して、もう少しテクニック的な事を書いておこうかなぁと。で、どんなテクニックかというと


ぶっちゃけてしまう


だったりする。
 GM初心者が陥りやすい点として「処理しきれずにテンパる」って事がある。例えばルーリングの間違いを指摘された時に、その間違いを訂正する事がシナリオ進行上致命的であったなんて場合だ。こういう時、一人で抱え込んでいっぱいいっぱいになるわけだ。
 だが、こういう時には「シナリオが崩壊するので、間違っているけど今回はこの方法を採用」と身も蓋もない事をぶっちゃけてしまって構わない。シナリオが崩壊すると言われればそれ以上文句を言う人は普通いない*1
 他にも、関係のないNPCを怪しんでそれを調査するなんて事が起こり、セッションが脱線して時間がなくなるなんて事もありえる。そういう時は脱線しそうだと思ったら「あぁ、そいつこの事件に関係ないから」と言ってしまってもいいのだ。まぁ、これは味気ないと思うのであれば、プレイヤーが調査すると宣言した時に「君達はこいつを調べた結果、事件に関係ないと確信した」と言い切ってしまうって方法もある。この時に判定なんかをさせる必要もない。
 ぶっちゃける事によってどうにもならなかった状況が打開できるなんて事は結構多い。もっとも、毎度毎度ぶっちゃけているってのも良くないが。しかし、いざって時にはぶっちゃけられるって事を知っていると気が楽になるはずだ。そして、気が楽になったらふてぶてしいくらいの勢いで堂々とマスタリングをするといい。
 GMはふてぶてしいくらいが丁度いい。なぜなら、それは余裕を持ってマスタリングをしているって事だからだ。そして余裕を持つためには切り札が必要だろう。その切り札を「ぶっちゃける」にしてもいいと思う。身も蓋もないかもしれないが、マスタリングする時に余裕ができるならそれでいいんじゃないか?

*1:それで文句を言うのは空気を読めないDQNなヤツだけだ