伝説の領域

 全員揃ったので「ウォーハンマー・キャンペーン」の続きをやる。今回もGMはなげやり人偏氏で、PCは以下の通り。

ハルギン
プレイヤーはなげやり人偏氏。ドワーフ96歳男性。ルーン伝令から転職して古参兵と代理戦士を経て猛者へ。容貌の特徴は「抜けた歯」「特徴的な歩き方」「小さな円形禿げ」。 今日はNPC
ゴットフリート
プレイヤーは葵氏。人間22歳男性。中産階級から転職して入信者(シグマー)になり、司祭を経由して聖別司祭へ。容貌の特徴は「抜けた歯」「眠たげな目」。
カヴィンデル
プレイヤーは秋水爽雅氏。エルフ41歳男性。見習い魔術師から転職して中堅魔術師(光)となり、現在は上級魔術師。容貌の特徴は「乱杭歯」。
ブロック
プレイヤーはおにかめ氏。ドワーフ81歳男性。看守から転職して見習いルーン鍛冶と中堅ルーン鍛冶を経て上級ルーン鍛冶へ。容貌の特徴は「痣」。
ラグナス
プレイヤーはシノザキワタル氏。ドワーフ85歳男性。キャリアは民兵から転職して軍曹と隊長を経て騎士へ*1。 容貌の特徴は「赤ら顔」「眉毛がない」「眠たげな目」。部下という名の愚連隊5人を率いている。
ディザムド
プレイヤーは俺。ドワーフ61歳男性。料金番から転職してトロール殺しになり、さらに転職して巨人殺しとなった上で悪魔殺しへ。そして死ねない事に絶望してモラトリアム状態になり、ルーン伝令になる。容貌の特徴は「入れ墨」「大きなほくろ」「特徴的な歩き方」。


 さて、エンパイアの首都アルトドルフに戻ると以前来た時にはなかったピラミッドや塔がある。これは、本来魔法で不可視になっている魔術師学院だ。カヴィンデルが学院に行くと*2、どうやら1人の魔導師に襲われて上級魔術師が15人殺され、その他にも山の様に人死にが出たとか。そして、楽員を襲った奴は「ドラッケンフェルズ」と名乗った。うわ〜、嫌な名前。でも、ラグナスが追っているのもそいつなんだよなぁ。
 で、ドラッケンフェルズ討伐のための州兵が集まる前に強行偵察をしてきて欲しいという学院の依頼を受け、ドラッケンフェルズを追いかけてドラッケンフィルズ城跡へと向かう一行。すると、ドラッケンフェルズ城跡でビーストマン達、コーン信者達、スラーネッシュ信者達、ナーグル信者達が壮絶な殺し合いをしている。そこへ、ケイオス・ドラゴンと融合したティーンチ・チャンピオン「“銀髪の女”タリア・ヴェルヌイユ」がドラゴン形態で飛来する。そして、銀髪の女が降り立った所に地下へ続く広い階段が現れる。そこに雪崩れ込む混沌達。う〜ん、俺達もそこに行かざるを得ないよなぁ。ちなみに、ハルギンとラグナスの部下達は突然現れたケイオス・ドワーフ*3と交戦するためにここに留まる事に。つまり、NPC達は戦力外になったわけだ。
 そして、真のドラッケンフェルズ城へ。今回はランダム・ダンジョンなのだとか。で、ジョーカーを2枚入れ、ジョーカーが出たらメイン・イベントが起こる。という事で、トップバッターでまず俺が1枚引く。


いきなりジョーカー引きました!


 はい、メイン・イベント発生(笑)。
 そこは広間。そして、その奥には“銀髪の女”タリア・ヴェルヌイユが人間形態で待っていた。どうやら彼女はティーンチを崇めているのではなく、ドラッケンフェルズ自体を崇拝しているらしい。そして、そろそろ邪魔になってきたので俺達に死んで欲しいとの事。という事で、色々と因縁のあったケイオス・チャンピオンと決着を付ける事に。
 この女なのだが、俺がGMの時にケイオス・ドラゴンと融合させちゃったんだよね。なので、データ的には最低でもケイオス・ドラゴン級。勿論、もっと強いに決まっている。そしてもっと良くない事に、


6体に分裂!


 いやまぁ、そういう混沌変異はあるけどね。でもこれでグレーター・ケイオス・ドラゴン6体と戦うハメになるわけだ。耐久力は6等分になっているのだが、そもそもやたら硬いのでなかなかダメージ通らないんだよね。しかも近接戦でも攻撃回数は半端じゃないし。さらにヤバイのが、7ラウンド以内に全滅させないと1つに集まってから再び耐久力MAXになって分裂。う〜ん、こいつ1人だけで世界を滅ぼす事も可能だなぁ。
 で、そんな核弾頭6発分みたいなヤツと戦闘。でも、GMの出目が振るわないせいもあって5ラウンドで全滅させる事ができた。しかも運命点を使う事もなく。うわ〜、勝てるんだ。信じられねぇ。てか、PC達の方がよっぽど化け物だな。
 とまぁ、そんなわけで長い因縁が1つ終止符を打った。
 その後、ダンジョン探索。途中途中のレリーフやらアラリック*4の霊やらといった情報ソースより、ドラッケンフェルズがオールドスラン*5に作られれた人類のプロトタイプという事が判明*6
 そして、ドラッケンフェルズとの対決。こいつ、硬いだけじゃなくて魔法をバリバリ使ってくるのが怖ろしい。特に呪文詠唱に関しては1全アクション無視*7とか1ラウンドに2回魔法唱える*8とか。う〜ん、強いなぁ。まぁ、それ位しないとこのパーティに瞬殺されちゃうと思うけどね。
 で、戦闘中にちょっとしたアクシデントが。カヴィンデルが魔法を使った時に混沌の小発現が起きた。そして、ダイスを振ると大発現に変更されてしまい、レルム・オブ・ケイオスを垣間見る。まぁ、それだけなら良いんだが、困った事に経験点を200点消費したら≪暗黒の魔法体系:混沌≫の異能をゲットできる様になってしまった。そして、「ピーちゃん」と名乗るグレーター・ディーモン*9が、事ある毎に耳元で誘惑する様になってしまった。
 で、なんとかドラッケンフェルズを倒して仮面を粉砕。意識体となったドラッケンフェルズがカヴィンデルを乗っ取ろうとしたが、抵抗に成功。という事で、ミッション・コンプリート。
 ちなみに、ドラッケンフィルズの意識体はカヴィンデルを乗っ取りはできなかったが取り憑きはした。そして、魔法の知識が欲しければいつでも尋ねろと言う。恐るべき魔法使い「ドラちゃん」とディーモンの「ピーちゃん」がカヴィンデルの脳内に住み着き始めたわけですよ。主席魔術師まで上り詰めた男がさらに魔法の深淵に迫ろうとして混沌魔術に手を出す、か……ありそうだな。
 カヴィンデルがキャンペーンのラスボスになる日も遠くないだろう(笑)。

*1:選択ルールを使い、軍曹からなれる隊長に転職

*2:彼はエルフではあるが光の学府に属している

*3:さっきの混沌達に対して出遅れていたのだろう

*4:“狂える者”の二つ名で知られるルーン鍛冶。防御点無効という怖ろしいマスタールーンを開発した

*5:今の神々が生まれる以前にいたトカゲ人間型生命体。「古き神々」と言っていい

*6:少なくとも俺達のキャンペーンではね

*7:つまり、1全アクションまでの魔法はフリー・アクションで使用可能

*8:普通は1回まで

*9:ティーンチのグレーター・ディーモンであるロード・オブ・チェンジなので「ピーちゃん」と名乗った。ティーンチならこう名乗るのもしょうがない