D-WARS ディー・ウォーズ

 次に「D-WARS ディー・ウォーズ*1」を観る。500年前の大蛇同士の戦いが現代に甦るという話。
 感想は「金をかけたC級映画」だね。とにかく無駄なシーンが多く、登場人物の行動が不自然で、厨設定が根幹に流れている。脳内スイッチを切り替えればかなり楽しめるんだけどな。でも、ハリウッド版「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズに比べるとぶっ飛び加減で負けているけど。
 とりあえず設定からしてなんとも。「500年前に修行を積んだ大蛇が龍になる力を得る機会を手に入れた。しかし、邪悪な大蛇がそれを奪おうとしたため、天はその力を李氏朝鮮*2に生まれてくる女児に隠した。しかし、邪悪な大蛇は力の隠し場所を見破った。当然それを手に入れようとするのだが、成長した女児は死亡してそれがかなわなかった。そして500年後の現代のアメリカにその女と、護衛にして女の恋人が共に転生した」という設定なのだが……隠し場所見付かっちゃ隠した意味ないじゃん。その女は善の大蛇が龍になるにしろ悪の大蛇が龍になるにしろ食われないとならないんだし。それって巻き込まれた上に死に損じゃね?そして転生物。なんかスゲー残念な設定だ。
 ロサンゼルスでの戦いが派手で見応えがあるだけにストーリー部分の残念さが余計に際だつ。そして、力を隠された女が取った行動はなんかモヤモヤした物が残ってスッキリしない。何かに似ているなぁと思ったら、このモヤモヤはゲームボーイで出ていた「聖剣伝説」シリーズの第1弾「聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝」のエンディング見た時に似ている。
 とりあえず、観に行くなら脳内スイッチを切り替えて行く事をお奨めするよ。

*1:http://www.d-wars.jp/

*2:劇中で「韓国」と字幕が出ていたが、この時代は李氏朝鮮