ドワ3エル1

 今日はアレゲーの会。そして、「ウォーハンマー」のキャンペーンの続きをやった。今までGMはなげやり人偏氏ばかりやっていたので、今日は俺がGMをやる。そしてPCは以下の通り。

ハルギン
プレイヤーはなげやり人偏氏。ドワーフ96歳男性。キャリアパスは→ルーン伝令→古参兵→代理戦士→猛者→射手→決闘者→騎馬盗賊。容貌の特徴は「抜けた歯」「特徴的な歩き方」「小さな円形禿げ」。
カヴィンデル
プレイヤーは秋水爽雅氏。エルフ41歳男性。キャリアパスは見習い魔術師→中堅魔術師(光)上級魔術師(光)→主席魔術師(光)→狩人。容貌の特徴は「乱杭歯」。
ブロック
プレイヤーはおにかめ氏。ドワーフ81歳男性。キャリアパスは看守→見習いルーン鍛冶→中堅ルーン鍛冶→上級ルーン鍛冶→ルーン巨匠。容貌の特徴は「痣」。
ディザムド
プレイヤーは俺。ドワーフ61歳男性。キャリアパスは料金番→トロール殺し→巨人殺し→悪魔殺し→ルーン伝令→野営追行者→入信者(シグマー)。容貌の特徴は「入れ墨」「大きなほくろ」「特徴的な歩き方」。今回はNPCで、戦闘等で行動する時は秋水爽雅氏に使って貰った。


 さて、今日のPCはドワーフ3人にエルフ1人。なるほど、前回の話はローレローンの森の脇にあるシュラフヒューゲル村が舞台だった。で、最終的にその村の北25マイルにあるハーゲンドルフの町に戻った。そしてそこもローレローンの森の脇。つまりローレローンの森のエルフから依頼があればカヴィンデル的には問題なかろう。そして、残りのドワーフ3人。ドワーフだったら敵はあいつ等だよなぁ。
 という事で、ハーゲンドルフの町。
 前回シュラフヒューゲル村の住民はほぼ全てがケイオス・スポーンになってしまい、魔狩人団に殲滅された。そして、その魔狩人団はハーゲンドルフに戻ると、山の様な薪を持って再びシュラフヒューゲル村へと向かった。なんでも、三日三晩炎で村の跡地を焼いて浄化するのだとか。そして彼等は非常に典型的な魔狩人なので、何らかの理由でローレローンの森に火を放つ可能性もある。それはエンパイア的にマズイ。という事で、一応は同じシグマー教徒なのでゴッドフリートが彼等に同行するという事に。往復にかかる時間や炎の浄化の準備等を含めると1週間は帰ってこない。という事で、それまで暇になるドワーフ3人とエルフ1人。
 さて、ハーゲンドルフで1日が過ぎた頃。彼等の泊まっている宿に1人のエルフがやってくる。彼は前回共に戦ったローレローンの森の忍馳隊長ラランダー。何でもローレローンの森にグリーンスキン*1の一団が迫っているので加勢して欲しいという。一応人間の街へ援軍を要請する使者は出したが、間に合わない可能性が高い。そこで、前回グレーター・ディーモン達と戦ってそれを倒した凄腕のPC達に助力を乞いに来たのだ。はい、グリーンスキンはドワーフの宿敵。ドワーフ連中がNOと言う分けないですな。
 ちなみに、そのグリーンスキン軍は200から300匹。それを率いているのはブラック・オークのウォーボス“鉄肌の”グリムゴール。ちなみに、こいつがどんなヤツか。TRPG版のサプリとファンタジー・フォギュア・バトルの設定を総合して矛盾点をTRPG優先にするとこんな感じ。

  1. このキャンペーンの2年前、エンパイアは「混沌の嵐」と呼ばれる混沌軍の侵攻に直面した。
  2. グリーンスキン達は混沌軍に加勢した。
  3. 混沌軍はミドンヘイムの街を陥落寸前まで追いつめた。
  4. グリーンスキン達が混沌軍に反乱を起こした。
  5. ミドンヘイム城門前にてグリーンスキンを率いていた“鉄肌の”グリムゴールが、混沌軍を率いる“終焉”の主アーケィオンを一騎打ちで破った。
  6. これが切っ掛けで混沌軍は大きく瓦解し、エンパイア軍の攻勢もあって混沌軍は中央山系に撤退する事になる。アーケィオンはそこで軍を再編する事になる。


 そして、このキャンペーンではグリーンスキン軍は以下の様に行動した事にした。

  1. アーケィオンを破ったグリムゴールは、グリーンスキン軍を率いてミドンランドへと進軍を開始した。
  2. 途中でエンパイア軍との交戦を幾たびも行い、その都度グリーンスキン軍は弱体化していった。
  3. 弱体化したグリーンスキン軍は北上し、荒ヶ原で軍の再編を始めた。
  4. 周囲に散らばったグリーンスキン達を引き入れて再編し直した。
  5. そして、再度エンパイアに進撃を開始し、手始めにローレローンの森を攻撃し始めた。


 てなわけで、PC達には再度進撃を開始したグリーンスキン達と戦って貰おうと思うわけである。
 さて、ローレローンの森の奥にあるエルフの野営地に着く一行。そこは常駐するエルフが100人以上滞在している。そして皆エルフ。エルフとドワーフは過去に戦争を行ったりした関係で種族的にあまり仲は良くない。という事で超アウェイ。てか、因縁を付けてくるエルフも何人もいるので、エルフの氏族長達の提案でエルフの代表者達と戦って皆に力を示す事に。
 という事で決闘なのだが、一つ問題が。というのも、このパーティは「敵の息の根を止めて殲滅する」事は得意なのだが、「出来るだけ傷を付けないで降伏させる」事は結構苦手だ。まぁ、ハルギンとディザムドは武器落としが出来るのだが、敏捷力の対抗判定なのでエルフに勝てる気がしない。てなわけで、今回はあまり分は良くない。とまぁ、プレイヤー達にはちょいと悩んで貰おうかなぁと。
 そして決闘。相手はエルフ防衛団の隊長格4人。具体的には忍馳のキャリアに就いてから10回成長している奴等。普通に強い。なので、当然PC達を「ドワーフ風情に負ける分けない」とナメている。
 でまぁ、実際に決闘をやったらどうなったか。

  1. ブロックの刻んだ様々な一時的ルーンが発動。
  2. 最初にカヴィンデルが相手の攻撃力や敏捷力を下げる範囲魔法をかける。
  3. ルーンの力でエルフより早く動くハルギンが幸運点を使って「ドワーフにはあり得ない移動距離」で移動*2。「ある程度離れればドワーフ相手なら最初は弓で攻撃すればいい」と高をくくっていたエルフ2人の武器落としに成功。2人の首筋に左右に持った武器を突きつけた事でエルフ2人は降伏。
  4. エルフがこれに対応して慌てて接敵の準備をし始める。
  5. ディザムドが、ハルギンと同じく「ドワーフにはあり得ない移動距離」で移動し、残りの2人の武器を叩き落とす。そして、やはり左右に持った武器をエルフ2人の首筋に突きつける事で試合終了。


 いや〜、俺もなんとかなるとは思っていたけどね。でも、ここまで一方的な戦いになるとは思わなかったよ。そして、エルフ達に力量を納得させる事が出来た。
 で、1日空いてグリーンスキン達との戦い。地形上、グリーンスキンの本隊とエルフの本隊が森の端で激突する事は明らかだ。ただ、強襲部隊が突入してこれる場所が1つある。そこで、PC達はその突入口を守る事になる。いくら個人が強くても戦争は数が物を言うのでね。
 そして突入口。当然そこにはグリーンスキンの先鋭部隊がやってくるわけだ。まず、どれだけ先鋭部隊かというと、全員ブラック・オーク。ちなみに、ブラック・オークはオークの中でも最強の部類に入るオークだ。そして、やって来た奴等の構成は以下の通り。

  1. なんの手も入れていない通常データのブラック・オークが10体。
  2. 「忍び」キャリアで10回成長したブラック・オークが5体。
  3. 「暴れ者」キャリアで10回成長したブラック・オークが2体。
  4. “鉄肌の”グリムゴール。戦場で指揮してるよりも強襲部隊として背後から攻撃して沢山殺すのがこいつ好みかなぁと思ったのでね。ちなみに、こいつは「族長」キャリアをあと数回で満了するブラック・オークで、ファンタジー・フィギュア・バトルに合わせて強力な武具を持っている。


 というわけで敵は計18体。それを4人で防ぐわけだ。まぁ、PC1人1人が超強いし、範囲攻撃魔法を使えたり爆弾持ってたり遠距離攻撃用の射撃武器持ってたりするので何とかなるとは思った。で、実際に多少の傷は負ったものの、PC達に死者も出ずに全滅させる事が出来た。そしてやっぱり「範囲攻撃魔法でダメージを与えた所に爆弾でトドメ」って事が起こった。うん、予想通り予想通り。
 その後、ランスにグリムゴールの死体を突き刺して軍馬に乗ったハルギン*3がまだ戦闘が続いている戦場を駆け抜ける。当然、それを見たグリーンスキン達は浮き足立つ。で、ディザムドが戦場にいるトロールとかをバッタバッタなぎ倒していく事でグリーンスキンの戦線は崩壊。ローレローンの森とエンパイアに侵攻しようとしたグリーンスキン軍は瓦解しましたとさ。
 そして、今回の経験点でディザムドは入信者から晴れて狂信者へキャリア・チェンジ。


ディザムド「俺は何故今まで生き延びていたのかを理解した。シグマーが俺にエンパイアを危機から救えと託したんだ」


 元悪魔殺しの狂信者。超タチ悪いよね(笑)。

*1:オークやゴブリン達の総称。肌が緑色だからこう言われる

*2:彼はルーン伝令上がりなので移動力がエルフ並みに高い

*3:彼は曲乗りができるので人間サイズが乗る軍馬にも乗れるのだ