裁判員制度

 朝、ニュースを見ていたら裁判員制度が始まった旨を言っていた。あぁ、そういえばそうだったっけ。裁判員制度ねぇ。メリットもあればデメリットもあるよな。
 メリットは「民意が司法に反映される」事かな。今までの裁判は裁判官のみでの審議だったので、ある裁判官が他の裁判官の上司だったりすると色々なしがらみで公正な判決とは言えないケースも出てきていたと聞いた事がある。裁判官は否定するだろうが、ボーナスの査定とかを握っている人の意見には逆らい辛いからなぁ。そうなると複数人裁判官がいても、実質上1人が量刑決めているようなもんだし。そこに人事的な利害が絡まない人間が入る事は公正な判決のためには重要だ。
 ただまぁ、デメリットも色々あるよね。まぁ、世では「重犯罪の審理へのプレッシャー」だとかなんだとかって話も出ているけど、一番の不安要素は「法律知識のない人間が参加していいのか?」って事だ。法律にも判例にも詳しい人間のみが裁判員になる分けじゃないからね。それじゃぁ、物差しがないのにミリ単位まで計ろうとしているようなもんだろう。「何となく」で量刑が決まるのは色々マズイよな。
 ま、そんな裁判員制度。どう機能していく事やら。