ハリー・ポッターと謎のプリンス

 今日は映画が1,000円で観る事のできる映画の日。という事で、まずは「ハリー・ポッターと謎のプリンス*1」を観る。
 感想は「こんなもんかな」。
 正直なところ「第1作目を観たから最後まで観よう」と思って観続けているだけで、ハリポタはそんなに面白いとは思えないんだよね。予想通りの展開しかしないので意外性が全くない。なので「ふぅん」で終わってしまう。この流れは第1作目からずっとそう。一番意外性があったのでも1作目のヴォルディモートの居場所程度だ。
 「原作は面白くても映画化されて駄作になる」ってのは多いので、一応小説版も2作目までは読んだ。しかし、小説版もぶつ切りのイベントが脈絡なく続くだけで読むのが苦痛だった。なので、結局3作目以降は読んでいない。正直、なんでこんなに売れているのかが理解できないんだよね。
 この作品で俺が気に入らない所は「主人公がもてはやされているだけでヒーローになっていく」って点かな。とにかく大した苦労をしているように思えないし、強い意志を持って立ち向かっている様にも思えないんだよね。確かに悪の魔術師側に狙われているってのは厄介な事だろうが、周りのサポートが整い過ぎていてどうもね。もっと苦悩をバネに成長していって貰わないと。同じ魔法使いなら「ゲド戦記」第1巻のゲドくらいにのたうち回って欲しいものだ*2
 ま、小説版と違って映画はボーっと観ていても話が進むし、3時間かからないで終わるから小説読むよりは楽だわな。という事で、映画版は最後まで観ようとは思ってはいるけどね。

*1:http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/mainsite/index.html

*2:天狗になって、その鼻がへし折れ、それを乗り越えて因縁に立ち向かう。「ゲド戦記」第1巻のゲドは最高だ