付け届けは大切だ

 さて、「トラベラー」キャンペーンの続き。レフリーはいつも通りジャック氏で、基本PCは以下の通り。

グスタフ・フォン・ベッケルハイム
プレイヤーは虎魂氏。51歳男性。惑星マージシー総統の侯爵。
カール・バルゼー
プレイヤーははまちゃん氏。47歳男性。惑星マージシー元帥。
ヨハン・フォン・カネガスキー
プレイヤーは俺。47歳男性。惑星マージシー秘密警察長官。


 今回はヨハン・ルートの続き。前回まで数回をかけてヨハンが向かった惑星レイダインの設定を細かく決めていった*1。そして、今回からセッション自体の続きをやるわけだ。
 という事で、ヨハン・ルートのPCは以下の通り。

アドルフ・キストラー
プレイヤーは俺。マージシー秘密警察長官ヨハン・フォン・カネガスキーが名乗る偽名。「帝国の惑星ヴィリスから来た貿易商」と擬装している。
クァシュジー・ジャスガンカー
プレイヤーは虎魂氏。26歳男性。ヴィラニ人。経歴はエージェント。旅客という名目で乗船する。
ダイアンサポル・フレンチヴォリア
プレイヤーははまちゃん氏。46歳男性。ゾダーン系3世。経歴は商人。商人として優秀な能力を持っているので、「アドルフ・キストラーの部下」として商人の名目で同行。


 さて、惑星レイダインへはC型宇宙港のあるニダーグッダとコパイバルのどちらかに降りるのが妥当だという話になっていた。そして、カリスマ的独裁政治で指導者が超能力者の可能性のあるニダーグッダよりは間接民主主義のコパイバルの方が色々とやり易かろうという事でコパイバルへ降りる。
 という事でコパイバル。そして、まずやる事がある。それは


現地のボディーガードを雇う事と、現地の法律家を雇う事。


 現地の慣習を知っているボディーガードや現地の法律に詳しい人間を雇うのは重要だよね。転ばぬ先の杖ってヤツだ。
 さて、ボディーガードと法律家を雇ったら惑星レイダインを「帝国の保護下に置く」ための作戦を開始する。とりあえずまずやる事は「コパイバルの有力な政治家のコネを作る事」だろう。という事で、ここに来る前に派遣していた部下がリストアップした政治家の中から「与党の有力者で裏世界とも繋がりがある」という国家議員に接触を図る。裏社会のコネがある議員を選ぶ理由は、アドルフ・キストラーことヨハン・フォン・カネガスキーは28年間も悪党をやっていたので「昔取った杵柄」である事。そして、表のルートと裏のルートという2つの接触の仕方があるからだ。裏世界と繋がりがある様な議員は普通はカネが大好きなので、付け届けが効くってのもミソ。
 で、商人として活動しながら目標の国会議員に接触する表のルートと、裏社会を通じて接触する裏のルートの両方を当たる。でまぁ、表ルートでの接触は数ヶ月、下手すると年単位の時間がかかるわけで。裏ルートの接触の方が早いわな。
 という事で、裏ルートの接触を行う。目標の議員オーギュスト・ソルシエールに繋がりがあるのは、惑星ダナリッパ系のマフィアであるファレーズ一家。で、クァシュジー・ジャスガンカーがファレーズ一家のボスであるガスパール・ファレーズへと渡りを付ける。そうなったら今度はヨハンの出番ってわけだ。
 ガスパール・ファレーズに取り入るのはそれほど難しくはないだろう。ヨハンは裏社会の仁義の切り方には詳しいし、何より大金がある。マフィアのボスが満足する付け届けの額なんて国家予算から比べたらゴミみたいなもんだしね。という事で、ガスパール・ファレーズのルートからオーギュスト・ソルシエール議員に取り入る事に。
 オーギュスト・ソルシエール議員のカントリー・ハウスでヨハンは議員に面会。そして「貿易商として便宜を図って貰う」という名目で「ご挨拶」として日本円にして1億円ほどの「政治献金」をする。で、オーギュスト・ソルシエール議員の反応を見る。具体的には判定を行ったわけだ。「トラベラー」の判定は2d6に各種修正を加えるのだが、


判定の出目は11!


 これはもう、掴みはバッチリって事だよね。レフリーのジャック氏は苦々しい顔をしていたのだが、ダイスの出目がそう言っているんだからしょうがない。いや〜、これでまた色々とやり易くなりましたわぁ。

*1:惑星について、概要は決まっていても詳しく決まっていないのが「トラベラー」