宇宙戦艦ヤマト 復活篇

 今日はクリスマス・イブ……とは全く関係なく「宇宙戦艦ヤマト 復活篇*1」を観てきた。これは「宇宙戦艦ヤマト 完結編」から18年後の話で、古代進が新艦長として再びヤマトが宇宙を飛ぶ話だ。ちなみに、古代進は38歳。森雪と結婚して、美雪という娘がいるという設定。
 感想は「前作を観ていると楽しめるが、映画の出来としてはまあまあ」かな。
 松本零士氏は参加していないのに「原案:石原慎太郎」と画面にデカデカと出た時に嫌な予感はしたのだが、考えてみれば「ヤマト」ってそういう話だよね。ま、劇中で「特攻万歳、特攻こそ漢」的な表現が散見するのは原案者の影響なのかなぁと。
 でもまぁ、前作までを知っていると色々楽しいよ。真田さんが出てくるだけじゃなく、佐渡先生とアナライザーも出てくるし、ミーくんまで出てくるし*2。他にも、波動砲が6連発になってたりするのに吹いてみたり。しかも、音楽だけではなく昔の映像も使ったりして、「ヤマトの同人映画」的なノリは結構楽しめる。
 ちなみに、新キャラは正直どうでもいい奴等ばっかりだった。「船医で戦闘機パイロット」とかいうよく分からないヤツもいるし。あぁ、でも伊武雅刀氏が声を当てたゴルイ将軍は格好良かったよ。
 そうそう、森雪改め古代雪が何故か無駄脱ぎする。しかも、そのシーンが事ある毎に出てくる。これは制作サイドの趣味なのだろうか?
 ともあれ、ストーリー的には「まあまあ」の域を脱していない気はするな。試写会で2通りのエンディングを上映して観客の投票結果で公開版が決まったらしいが、もう片方のエンディングにして今回で完結させれば良かったと思うんだけどなぁ。
 あぁ、そうそう。「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」は全3部構成らしいよ。今回も上映後のスクリーンに「宇宙戦艦ヤマト 復活篇 第1部完」とか出ていたし。ですよね〜、このままじゃ拾っていない伏線が多すぎますよねぇ。

*1:http://yamato2009.jp/index.html

*2:さすがにミーくんは3代目くらいだろうけど