探索せよ!

 ニンテンドーDSソフト「世界樹の迷宮」のTRPG版「世界樹の迷宮SRS」が発売されたので購入。そして、ちゃんと「世界樹」になっているのか、おっかなびっくり中を見てみる。


パッと見た感じでは、ちゃんと「世界樹の迷宮」っぽさはあるね。


 このゲームの基本ルールは、F.E.A.R.*1のスタンダードRPGシステム(SRS)だ。ただし、SRSの他作品がマルチクラス制であるのに対し、「世界樹の迷宮SRS」は一つのクラスのみ使用される。おぉ、それこそ「世界樹」ですよ!マルチクラスとかになっていたら、その時点で読む気なくなってたね。
 で、「アルシャードff*2」とか「アルシャード・ガイア*3」で言う所の「シャードの加護」に当たる物が「フォーススキル」となっている。フォーススキルはDS版の「世界樹の迷宮II 諸王の聖杯*4」で出てきた物なのだが、それを導入している。ちなみに、1キャラあたりのフォーススキルは1つだけ。他のF.E.A.R.ゲーみたいに1キャラに3種類あるとかって事はない*5。あとは、スキルも「世界樹II」準拠か、1と2混在っぽい。
 セッションの運営的にはプリプレイ、メインプレイ、アフタープレイとなり、メインプレイはオープニングフェイズ、ミドルフェイズ、クライマックスフェイズ、エンディングフェイズと分かれている。なので、この辺はF.E.A.R.のゲームっぽさはある。ただ、「迷宮探索ルール」なんてのがあり、素材アイテムの収集*6ができたりF.O.Eもルール化されていたり。
 世界観はDS版の「世界樹の迷宮」1作目をそのまま使っている。迷宮のマップも地下5階まで載っているが、DS版と全く同じ。つまり、


ニンテンドーDSソフト「世界樹の迷宮」がそのままサプリとして使用可能。


 なんだってキバヤシ!!!
 付属シナリオは読んでいないのだが、おそらくTRPG版のセッションはDS版のクエスト1つに相当するんじゃないかなぁと。クエスト1つを1セッションとするとTRPGとして成り立つね。って事は、DS版にある全7ミッションと全74クエストがそのままシナリオ・フックになるわけだ。おぉ、これって至れり尽くせりじゃね?
 詳しく読んだわけではないし、遊んだわけでもないので結論を出すのは早計だとは思うが、パラパラと流し読みした感じでは思っていた以上に「世界樹」しているっぽい。出来が良ければ「TRPG心者向けシステム」として使用できる可能性も充分にあるね。これは一度くらい遊んでみる価値はあるかもしれないな。

*1:http://www.fear.co.jp

*2:http://www.fear.co.jp/alshard/index.htm

*3:http://www.fear.co.jp/gaia/index.htm

*4:http://s2.atlusnet.jp/

*5:1セッションに3回使えるみたいだけどね

*6:「伐採」「採掘」「採取」ね