マンチキン・アタック

 昨日書いた「ハンターズ・ムーン*1」の続き。昨日は「モノビーストをほぼ無力化して狩る」というチーム構成を書いたので、今日は実際の運用方法を解説しよう。

  1. 槍使いと罠使いは先攻を取り*2、槍使いは「基本攻撃+縫い止め」、罠使いは「デコイ」を使用。これでモノビーストの「単体攻撃」と「全体攻撃」を防ぐ。
  2. 後攻を取った火炎使いが「炎の舞踏+着火」使用。また、他の火炎使いは「炎の舞踏+延焼」を使用。これでモノビーストの「感情」をガリガリ上げる。なお、火炎使いは後攻の方がいい。先攻だとモノビーストの手番で「恒常性」によって「炎上」の変調が解除される可能性があるからだ。
  3. 上記のコンボで攻撃を潰しつつ、モノビーストの「感情」を30点にしてしまう。こうする事によって「感情」をコストにする攻撃手段を奪う。なお、「感情」を30点にしたら決戦フェイズ以外の戦闘は戦わずに逃走する。
  4. 決戦フェイズで且つモノビーストの「感情」を30点にしたら、PCは全員「逆上」の暴走状態になる*3。必要なら「興奮剤」を使用。そして、先攻になった槍使いと罠使いがモノビーストの「単体攻撃」と「全体攻撃」を防ぎつつ、全員でモノビーストの「モラル」を削る。「逆上」のダメージ増加を忘れずに。
  5. モノビーストの「モラル」がゼロになったら、ナイフ使いが「交差攻撃」で攻撃。「手数」があるので、まず間違いなく部位ダメージを与えられる。他のPC達も「逆上」しているので部位ダメージを与えられる可能性はあるので、積極的に攻撃する。


 という感じ。こうすれば、モノビーストは出来たとしても1ラウンドか2ラウンドしか攻撃できないまま狩られていく。
 なお、先制判定に使う特技は4種類あり、自由取得特技は3種類。そのため、先制判定に使う特技によっては槍使いと罠使いが先攻を取れない場合がある。それ以外にも、「異言」「閃光」「冷気」「悪臭」「化膿歯」「気嚢」の異形アビリティによって上記のコンボが実行不能になる場合がある。その時はどうするか?まずは逃げる。そして、GMに向かって


「このモノビーストはうちのチームと相性が悪いので二度と戦いません。他のモノビーストを用意してください」


と言い放つのだ。ゲーマーのマナー的には最悪だが、ルール的には可能だ。そして、「相性のいい」モノビーストをローリスクで狩るわけだ。
 まぁ、ここに紹介したコンボはマンチキン行動であり、やったとしてもセッションがつまらなくなるだけだろう。しかし、こういう行動に出るプレイヤーも世の中にいる。という事で、


槍アビリティの「縫い止め」と罠アビリティの「デコイ」は決戦フェイズでは使えない。


 というハウスルールを設ける方がいい。ただ、この制限だけでも決戦フェイズまでにモノビーストが無力化されたまま部位ダメージをいくつも喰らう事になるだろう。なので、PC全員違う武器を使わせる様にGMは誘導した方がいい。火炎使いが1人なら「若干有利に戦う事ができる」程度に収まるのでね。

*1:http://www.bouken.jp/pd/hm/index.html

*2:「幸運のお守り」と「勝利のお守り」を使ってでも先攻は取るべし

*3:モノビーストの「感情」が残っていたら攻撃を喰らう可能性があるので、「感情」をMAXにするまでは暴走しない様に