アデル ファラオと復活の秘薬

 新宿ピカデリー*1では、映画を6回観ると1回タダで観る事ができるポイント制を導入している。という事で、今日はそのポイントを使って「アデル ファラオと復活の秘薬*2」を観に行く。
 感想は「今一つ」かな。新宿ピカデリーでは、この映画の上映は7/3から7/30までって事らしい。1ヶ月も公開していないのでちょっとヤバイ雰囲気はあったのだが、やっぱり今一つだったね。
 今一つだった理由は「超常現象ばかりでどうでも良くなる」ってところかな。主人公のアデルの目的を達成するためには超常現象が必要で、その超常現象を起こすためには別の超常現象が必要で、それはそれとして物語の中では別の超常現象が進行していてって感じで「どうせ全部超常現象で解決でしょ?」的な気分になってくる。別に物語に超常現象を組み込むのは悪いとは言わないが、これはちょっと多過ぎ。
 あと、アデルがアレ性格なのもちょっとなぁと。目的達成のための技術を持ったヤツが死にそうになったら「死ぬ前にやる事やって貰う」って感じで死にかけている人間を酷使する。しかも、こいつが死んだ時には明らかに「目的達成できなくなった」という事で嘆いていて、人が死んだ事自体は全く気にしていないって部分が人としてどうかなぁと思うわけですよ。
 って事で、今一つだったねぇ。なんか続編作る気っぽいんだが、どうせ超常現象で解決でしょ。そんな、どうでもいい気分にさせる映画だった。