狂言を観る

 今日は毎年恒例の「新春名作狂言の会*1」を観てきた。伝統芸能と言えば高尚に聞こえるが、要はお笑いライブです。この会は毎年近所で開催されるので、俺は年に一度観に行っている。今回はチケット販売時には茂山千作氏が出るとあったのだが、90歳を越える高齢という事もある様で出演せず。まぁ、年齢的には仕方ないのかなぁと。
 で、オープニングは茂山千三郎氏と野村萬斎氏の掛け合いトーク。今日の演目の説明なんかもあるのだが、やっぱり見物は「同じ曲を別流派同時に舞う」って所かな。今回は茂山千三郎氏と野村萬斎氏が「兎(うさぎ)」という舞いを同時に舞ったのだが、いやホントに全然違う。同じ曲のはずでも東西で随分違うなぁと。この舞の違いを観れるってのが毎年この狂言の会に行く理由みたいなもんになっていたりする。