アンチクライスト

 今日は1,000円で映画が観れる映画の日。という事で、映画を観に行く。
 まず観たのは「アンチクライスト*1」。「ショッキングな映画」という評価が色々と上がっているので実際のところはどうなのかなぁと思ってね。
 感想は「だから?」って感じかなぁ。
 色々と深読みはできるものの、タイトルから連想する様な表だった宗教色は感じない。もっとも、俺はキリスト教圏で生きてきたわけでもなければキリスト教について詳しいってわけでもないので、もしかしたら宗教色たっぷりなのかも知れないが。
 他にも、日本公開版でモザイクのかかっている様なシーンは「これがショッキングならエロ・ビデオ流した方がよっぽどショッキングだ」って感じ。動画サイトなんかではモザイクのあった所をモザイクなしで観れたりするのだが、それを観るとモザイク部分でヤバそうなところはどう見ても作り物だしね。
 ではストーリーがショッキングかと言えば、こっちも「ホラー映画の方がよっぽどショッキングだ」って気がする。この映画ではサイコ・ホラー系のシーンもあるのだが、これも恐怖を煽る事を追求しているホラー映画にはショッキング度は及ばない。チラシなんかにあった「森の中に突き出る無数の腕」とか「森の中に転がる無数の全裸の人間」というのも不気味ではあるがショッキングかと言われると全然そんな事はない。カンヌ国際映画祭で暴力シーンのために観客4人が気絶したと言うが、その人達は「13日の金曜日」シリーズ観たらショック死するんじゃね?
 という事で、タイトルから予想する程の宗教色は感じられず、ショッキングさにおいても今一つ、ついでにストーリーも大して面白くない。個人的に言えばハズレくじ引いた感じ。