ロシアン・ルーレット

 新宿ピカデリー*1は1回映画を観るとポイントが付き、ポイントを消費すると様々なサービスを受けられる。そして、ポイントが溜まっていたので映画を観に行く。今日観た映画は「ロシアン・ルーレット*2。内容は……て、公式サイトにトレーラーあるので俺が説明するよりそっちを見た方が早いね。
 感想は「なんかこう、もうちょっと、う〜ん」って感じ。
 主人公が大金欲しさに命がけのゲームに参加する事になるってのはいい。ただ、劇中で「あいつは強者だ」だか何だかという発言があるのだが、強者も何もロシアン・ルーレットは運だけじゃないかなぁというところが引っかかる。確かに慣れれば弾倉の回し方を調節してどのタイミングで発射するかどうかを自分の意志で決定できるだろう。しかし、この映画でのルールでは自分で調節しても大した意味はない。つまり初心者だろうが強者だろうが生き残るのは完全に運でしかない。それなのに「彼は強者だから」的な事を言われても全然ピンと来ないんだよね。
 あと、せっかくミッキー・ローク氏が出演しているのに「いらない子」になっている。もっと上手く彼を活用しても良かったんじゃないだろうか?スゲー勿体ない。
 あとはまぁ、「こんな落とし所がこういう映画には無難なのかなぁ」的な終わり方だった。なんかこう、デス・ゲームをやっているのに盛り上がりに欠けるんだよね。カタルシスなんて物もないし。「アカギ」とか「カイジ」にあるあの狂気的な表現を取り入れればもっと面白い映画になったと思うんだがなぁ。