電人ザボーガー

 今日は映画「電人ザボーガー*1」を観てきた。これは1974年から1975年にかけて放映された特撮物を「片腕マシンガール*2」とかを撮った井口昇氏を監督にして撮られた作品。そして感想、


「これは紛うこと無く井口昇氏の作品だ。が、ザボーガーのファンは怒りそうだ」


 まぁ、予告編ですでに主人公の青年時代編だけではく25年後の熟年時代編をやる事は分かっているのでそこはいいだろう。むしろ、青年時代編があんなに長いとは思わなかった。
 だが、演出がね。こう、井口節満載なんですよ。噴水血飛沫はないけど、代わりに噴水スパークはあるしね。エンディング・テロップの時に「これが元ネタですよ」的なTV版の映像が流れるんだが、TV版を元にあんな風に料理しちゃうんだからタチが悪い(褒め言葉)。
 とりあえず、正統派の「ザボーガー」を期待するとスレッジハンマーで顔面を殴られた様な状態になるだろうが、「ザボーガー」のパロディ映画を観るつもりで観に行くとかなり楽しめると思うよ。