第13回トーグオンリーコンベンション
今日は第５日曜日、サークルの例会とかがあるわけでもない日。という事で、今日は「第13回トーグオンリーコンベンション*1」に参加してきた。
ちなみに、この日には他にも色々とコンベンションがあった。そして、俺がこのコンベンションに行った理由は「童虎氏以外のGMでTORGを遊んでみたい」から。色々な所でTORGのGMをやる天秤座の童虎氏という人がいらっしゃるんですよ。で、ここ10年位はTORGは童虎氏以外のGMで遊んだ事がない。なので、これを機に別GMで遊んでみようかと思ってね。
という事で、たいたい竹流氏の卓に入る。ちなみに、この人はオンラインセッション用ツール「どどんとふ*2」を作ってる人だったりする。で、今回のストームナイト達*3は以下の通り。
- ハチスカ＝タイト
- 人間。24歳男性。使用テンプレートは日本テックの「元サラリーマン」。交渉という名の恫喝なんかが得意だたりする。
- ココ・カルナス
- 人間。18歳女性。使用テンプレートはナイル帝国の「ロケットレンジャー」。ロケットレンジャー装備で空を飛ぶ飛行少女。非行ではないので注意。
- ペッパー・ウィルキンソン
- 13歳女性。使用テンプレートはナイル帝国の「マッド・サイエンティストの助手」。「白衣、ソバカス、メガネ」というハカセ系萌っ娘の３種の神器を備えている。さすがナイル・ヒーロー。ココ・カルナスのロケットレンジャー装備のメンテナンスをしている。
- “安全ピンのマリー”ナンヌマリー・アルヌール
- 人間。19歳女性。使用テンプレートはサイバー教皇領の「ストリート・パンク」。日本語に訳されたサプリ群の中で最強の光学兵器を持っているテンプレート。でも、それを使う技能は持っていない。さすがパンク。サイバー教皇領内のレジスタンス支援をしている。
- “ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・エディーノス”ドナテロ
- プレイヤーは俺。エディーノス*4。18歳（自称）男性。使用テンプレートはコア・アース変身の「天才的エディーノス」。コア・アースに変身した後、うっかり「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」のDVDを観て感化されて「俺の名前はドナテロ*5だ。本名は捨てた」と言ってドナテロのコスをするオタク。「なんでナイル・ヒーローじゃないんだ？」と言われるが、コア・アースの残念なオタクがやる事とナイル・ヒーローがやる事は大差なかろうて。
セッション内容だが、GMが「他で使うつもりはないからシナリオ内容を公開しちゃってOK」と言ってくれたのでちょっと詳しく書いてみましょう。
今回の事件は「スターレンジャーのチンピラ達に絡まれる少年」を助けるという事件から始まる。ちなみに、コア・アース優勢の場所なのでスターレンジャーのチンピラ達はコア・アースに変身していたりする。コア・アースの装飾品をジャラジャラ着けた人間大のヒトデか、スゲー珍しいな。
で、少年ケン・アンダーソンの話を聞くと彼の姉の操縦する飛行機がセントマーチン島*6に不時着したのだという。ストームナイトとしては当然助けに行かねばなるまい！
しかし、現在セントマーチン島の周辺はリアリティ・ストームが吹き荒れていて入る事が出来ない*7。というわけで、
「コア・アースのリアリティを張ってリアリティ・ストームを超えるために自由の女神の破片を取りに行きます」
TORGの世界では、世界の思いが詰まっていて周囲にその世界のリアリティを張る移動可能な物体をアミュレットと言う。そのアミュレットの効果範囲内にいればリアリティ・ストームを潜り抜けられる。ちなみに、セントマーチン島へ行くための飛行機を覆うリアリティを作るためのアミュレットは結構重くないといけない*8。で、自由の女神は破壊されているんだが、その破片がアミュレット化しているはずだという事で取りに行くわけだ。
ちなみに、TORG知っている人は「自由の女神の跡地に行く」っていうのは「ふざけんなよ、GM！」と言ってもいいレベルだという事は理解できると思う。というのも、そこには「ドラゴンボール」のサイバイマンみたいな感じで増える化け物*9がいるんですよ。そして、そいつがサイバイマンなら作りたてのPCはどのくらいかと言うと……ヤムチャかな。普通の人よりは断然強いけどサイバイマンにはボコボコにされる、そんなヤムチャが好戦的なサイバイマンのいる場所に行くと思いねぇ。どれだけ無茶か分かるだろう。
まぁ、倒すために行くんじゃないので「陽動組と破片取りに行く組」に分かれて行く事に。ちなみに、８ラウンド終わっても回収できないと巡回中の怪物が帰ってきて２体に増えるとか。
でだ、８ラウンド中４ラウンドがカードの表示*10によって無駄に。うぇ〜、何この作業が全くできなくて過ぎていく４ラウンドは。陽動組が死んじゃう、死んじゃう！しかしまぁ、なんとか７ラウンド目に回収完了して離脱。危なかったぁ。
そして、ストームナイト達はセントマーチン島へ。ここはサイバー教皇領の支配下に置かれている。しかし、現在はリビングランドとの混勢エリアになっている。なんでも、ケン・アンダーソンの姉がリビングランドで見つけた植物が周囲にリビングランドのリアリティを張っているためだとか。ちなみに、この植物をセントマーチン島上空に持ち込んだために島周辺にリアリティ・ストームが吹き荒れていると思われる。
で、事態を収束させるためにはこの島を一つのリアリティにする必要がある。サイバー教皇領のリアリティを形成しているのは、島の中央に設置されたサイバー・キリスト像*11。リビングランドのリアリティを形成しているのはその像に巻き付いている植物の蔦。という事で、
「自由の女神の破片をサイバー・キリスト像に落とすという作戦に！」
新たなリアリティ形成物を設置する事によって強い物が勝つはず。自由の女神像の破片はサイバー・キリスト像と蔦より硬くて重いはず。なので、サイバー・キリスト像と蔦が物理的に破壊されればその時点でこの島のリアリティはコア・アースになる。ちなみに、自由の女神像の破片は聖書の形をしています。サイバー教皇領は宗教の世界です。リビングランドも宗教の世界です。という事で「宗教紛争（物理的な）」が起こるわけですね。分かります。
で、作戦決行したのだが、意外な結果に。それは
「サイバー教皇領とリビングランドが混じった！」
なんかね、サイバー教皇領の枢機卿がそのリアリティに目覚めて新たな宗教の教皇を名乗りだしたんですよ。サイバー枢機卿だった奴がリビングランドの奴らがやる肉体のパンプアップをして殴ってくる。リビングランドの連中も体にいつの間にかサイバーパーツが埋め込まれているし。え〜、なにそれ。
という事で、変なリアリティと化した場所で変なサイバー教皇とサイバー司祭達と戦う事に。まぁ、出目と手札の関係で２ラウンドで蹴散らせたんだけどね。
で、サイバー・キリスト像は破壊され、リビングランドの植物は回収。ラストバトルで偉業を達成していたのでリアリティ変更も問題なく終わり、セントマーチン島のリアリティはコア・アースになりましたとさ。
やっぱりTORGは面白いギミックが色々あるので楽しいね。古いゲームなのだが、今でも新鮮に感じる様な部分もあるしね。いや〜楽しんだ楽しんだ。
ちなみに、GMが
「真面目なTORGファンには怒られそうなシナリオ」
と言っていた。うん、俺も怒られると思うよ。でも、面白いかったから良し。
