ロール&ロール

 それでは、昨日の宣言通りに「ロール&ロール vol.88*1」を見ていきましょう。
 今回の第1特集は「ソード・ワールド2.0」のリプレイ。何でも、昨日出た新サプリのデータを使ったキャラクターでのリプレイなのだとか。新サプリが出たってだけで特集でリプレイ組めるってのは「ソード・ワールド」ブランドとSNEの業界立ち位置のおかげなのかなぁとか思ったり。ちなみに、今回のリプレイのPC達は冒険者レベルが9〜10と高め。そして、流派がまた強い物が揃ってるなぁと。「ライロック魔刃術」「アゴウ重鎚破闘術」「ドーザコット潜弓術」か。これに「マルガ=ハーリ天地銃剣術」が入れば完璧じゃね?3流派使うグラスランナーはHP低いのに「ギルヴァン流愚人剣」を使うのはどうかなぁと思ったのだが、避ければいいんですよね、避ければ。どうせフェンサーの着る防具なんて紙みたいなもんだしな。
 そして、第2特集は「ブラッド・クルセイド」。「サイコロ・フィクション」の新作でヴァンパイア・ハンター物RPGだ。新作なんだからこっちが第1特集にすべきなんじゃないかなぁと個人的には思うが、それこはまぁ大人の事情って事なのかな。とりあえずこっちは、製品紹介、デザイナーズ・インタビュー、リプレイが載っている上に「スピタのコピタの!」でも扱っているので良しとするべきだろう。ちなみに、リプレイの伊藤眠兎は「ハンターズ・ムーン」リプレイのキャラ。シリウスも「ハンターズ・ムーン」リプレイのキャラと同一だと思う。
 「うちのファンタジー世界の考察」の今回のテーマは「本」。やっぱりこのコラムは色々と勉強になる。良く調べてるよなぁ。
 「アーカム計画」は様々な国や様々な時代で遊ぶガイド。俺、1回でいいからハイパーボリアを舞台にしたセッションやってみたいんだよね。国家公認のツァトグァ神官をやってみたい。誰かキーパーやってくれぇ。
 そして、今回から始まった「エクリプス・フェイズ」の記事。これは最近ののSFネタも含んだSF物で、今夏に翻訳版が発売予定。義体に自分の魂をダウンロードしたり魂のバックアップを取ったりという設定なので「死んでもセーブポイントから復活可能」だったりする。もっとも、セーブするのに結構カネかかるけど。俺は体験会で1回遊んだが、結構面白かった。日本語版が発売されたら遊んでみようかなぁと思う。ちなみに、今回の記事にはリプレイも載っているよ。
 「深淵 第二版」は「アミイの旅立ち」の最終回。そして今回の追加テンプレートは「星の花嫁」。「星の花嫁」かぁ、この引き籠りテンプレートが第二版対応になりましたか。まぁ、特殊ルールが明記された事で第一版の時よりはシナリオに関わりやすくなったけどね。
 「シノビガミ」の記事はシナリオ。そいてシナリオ・タイトルは「インスマス」。冒頭に「インスマウス影」にインスパイアされたと書かれている。プレイヤーをやる時のために読んではいないのだが、シナリオの中に「ギルマン・ハウス・ホテル」とかいう単語が見えたので、思わず吹いた。
 「霊障捜査ファイル」はシナリオ。この記事も結構書き込んであるなぁ。そして今回の「ロール&ロール」も朱鷺田祐介氏が関わる記事が沢山ある。なんかそのうち「朱鷺田祐介の世界」みたいな特集載ったりしてな。
 「サタスペ」は今回もシナリオとコラム。今回のシナリオ・タイトルは「そうだ、映画を撮ろう」ですと。描写のところに「ビルを殺れ」とか「空飛ぶギロチン対空飛ぶギロチン」とか書かれていて、映画好きとしては超楽しい*2
 「シャドウラン4th」は「20周年記念ルールブック」のレビュー。「20周年記念ルールブック」の翻訳もされるって話が出てると、ここにも書かれている。でも、個人的には「シャドウラン」は煩雑なルールを一新して遊び易くして欲しいんだよねぇ。コンベでルールを説明するのが面倒臭いし、煩雑だからマスタリングするのも面倒臭い。世界観が凄い面白いので勿体ないなぁと思うんだよね。「ルーンクエスト」には「ルーンクエスト'90s」という簡略で良いルールがあった*3のだから、「シャドウラン」にもそんな簡略化したルールがあってもいいと思う。
 「砂時計週報」は「迷宮キングダム」の記事。いつもはサラッと読み流すのだが、今回は4コマが面白かった。あと、この記事はいつも新トラップと新モンスターのデータを載せていて凄いと思う。
 「サンダーストーン」の記事はコンボ集。でも、このゲームって基本的にどのカードが使用されるかはランダムで決まるんじゃなかったけ?一応、コンボは知っているに越した事はないと思うけど、必ず使えるってわけではないから今一つありがたみが薄いかなぁ。
 新作情報のところには、今回も2ページ見開きで「ホライゾンブレイク」の紹介がされている。このゲームは元々は同人で出ている電脳ロボット物。俺がJGCの体験卓で遊んだ時は学園物だったのだが、基本的に学園物と考えていいのかな?
 新作情報は最近発売された物やもうそろそろ発売される物の情報が載っているが、今回は大体知っている物の紹介だけだったので個人的には大して得るものはなかった。ただ、「ダンジョン・ロード」の続編である「ダンジョン・ペッツ」は遊んでみたいなぁと思う。
 あとはボドゲの記事が色々ある。そういえば、安田均氏の「ゲーム航海日誌」という新しいコラムが始まった。あと、安田均氏のコラム「ゲームを斬る!NEXT」がコンピュータ・カジュアルゲームを扱っているのが面白いなぁと思った。
 とまぁ、俺が気になった記事はこんなところかな。

*1:http://www.arclight.co.jp/r_r/

*2:キル・ビル」と「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」が元ネタだ

*3:発売当時はRQ厨がボロクソに言っていたが、今では「良いゲーム」として評価されている。ちなみに俺は発売当時に「これは良いゲームだ」と言ってRQ厨から総攻撃を受けた事がある