エクリプス・フェイズ体験会
今日はロール&ロール・ステーション*1で行われた「エクリプス・フェイズ*2」の体験会に参加した。このゲームは今夏翻訳版が発売予定のSF物のTRPGで、大きな特徴は魂を情報化して「義体を乗り換える」とか「バックアップを取っているので死んでもセーブポイントから復活」とかできる事。
今回のGMは畠山望氏で、今回の惑星連合エージェント達は以下の通り。ちなみに、テンプレート・キャラに経験点*3を100点追加してスタート。
- ユーリ
- 外見の性別は不明。魂の性別は女性。テンプレートは「犯罪者のハッカー」。スワームノイドという群体義体に入っている。群体全部で一つの義体。「群体ヒロイン」という新しいジャンルが今開かれる(笑)。
- シャンディ
- 外見の性別と魂の性別は共に女性。テンプレートは「月のエゴ・ハンター」。フューチュラという生体義体に入っていて一見普通の人っぽくも見えるが、強引に研究素材として扱われて超能力者になった不遇な人。
- ジェイムズ・ジョンソン
- 外見の性別と魂の性別は共に男性。テンプレートは「監査監督官」。ゴーストという諜報用義体に入っている。陰謀論が好き。
- ナポレオン
- プレイヤーは翻訳チームの岡和田晃氏。外見の性別と魂の性別は共に男性。テンプレートは「ネオピッグの海兵隊員*4」。ネオピッグという直立した豚の義体に入っている知性化された豚。名前の由来は故ジョージ・オーウェル氏の「動物農場」からなのだとか。
- シモヘ・イヘ
- プレイヤーは俺。外見の性別は不明。魂の性別は男性。テンプレートは「メーカー・ノーマッドのボット・ジャマー」。ドラゴンフライという2m位あるトンボ型の義体に入っている。はい、昆虫のトンボっぽい義体です。ちなみに、主武器はスナイパー・ライフル。
今回はテンプレート集を眺めていて「トンボ、ステキ」と思って「メーカー・ノーマッドのボット・ジャマー」を選択。本来の射撃スキルは低い*5のだが、今回は経験点をくれるというので普通に射撃戦のできるキャラになる。空を飛びながらスナイパー・ライフルで狙撃するトンボですよ、しかもフラクタル状に細かく展開する手指を持っていたりする。なにそのステキなガジェット!キワモノ枠キタコレ!!
という事で、今回はトンボをセレクト。「エクリプス・フェイズ」は今まで3回やったが、それらは全部「群体義体」「変形合体メカ義体」「トンボ義体」というキワモノだなぁ。まぁ、そんな感じの「他ではできないキャラ」ができるのがこのゲームの魅力。そう言っておく事にしよう。
で、シナリオ自体は割と良く出来ていた。だが、戦闘バランスやダメージ・バランスが赤箱並み。え?D&D4thの赤箱?違うよ、新和版の赤箱だ!例えば
ナポレオン「遮蔽を取りながら角から新しい道を覗きます」
GM「じゃぁ、スナイパー・レールガンで撃たれました」
ナポレオン「まだ動けますがかなり重症です」
とかいう不意打ちがあったり、
シモヘ・イヘ「達成値34*6で知覚判定に成功しました」
GM「では、君は爆発に巻き込まれて死にました」
シモヘ・イヘ「え?」
GM「達成値が足りないのでブービー・トラップに引っかかって爆死したんですよ。あぁ、一応ダメージ判定ができますね」
シモヘ・イヘ「死にはしませんでしたが行動不能で意識不明です」
とかいう罠があったり。
ちなみに、ラスボス戦では
という戦法を取ってなんとか撃退。いやまぁ、ラスボス戦の前に行動不能になったナポレオンを協議の結果放置したからここまで苦戦したんだと思うけどね*7。ナポレオン、戦闘キャラだから。でも、PC全員が順番に「敵の懐で手榴弾のピンを抜くだけの簡単なお仕事」をするとは思わなかったよ。この戦法、魂を入れた装置を別の義体に入れれば復活したり魂のバックアップから復活できる「エクリプス・フェイズ」じゃないとやらないよなぁ。ちなみに、ラスボスを倒した時点で「手榴弾は全部使い果たし、立っていたのは人型義体に入り直していたユーリのみ」という状態。ここまでギリギリの戦いは久し振りだったわぁ。
という事で、綱渡り的戦闘バランスから何とか全員生還。魂のバックアップって素晴らしいですね!
*1:http://www.arclight.co.jp/r_r_s/
*2:http://suzakugames.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/eclipse-phasebl.html
*3:ゲーム的には「経験点」とは呼ばないのだが、この表記の方が分かりやすいのでそうしておく
*5:数ラウンド狙いを付けて狙撃をするのが基本らしい
*6:それなりに悪くない達成値だと思う
*7:俺達から見た陰謀組織の一員だと途中で分かったので復活をためらったのだ