FAKE

 ユーロスペース*1で9/16(金)まで上映している「FAKE*2」を観た。これはゴーストライター報道のあった佐村河内守氏のその後を追うドキュメンタリー映画だ。
 TVでは、耳が聞こえない作曲家として「日本のベートーヴェン」とか「現代のベートーヴェン」と言われていた佐村河内守氏だが、実は耳が聞こえていた上に新垣隆氏が作曲のゴーストライターをしていたと報道されていた。で、TV報道は新垣隆氏側からの主張ばかりで、佐村河内守氏側からするとどういう主張なのかというところを密着取材している。
 ただまぁ、この映画も佐村河内守氏側の主張だけなんだよね。もっとも、新垣隆氏側とかからは取材拒否されたとの事なんだけど。でも、両サイドの取材をして突き詰めないと真相は分からんよね。まぁ、監督の森達也氏が映画の最初に「佐村河内守氏の悲しみを撮りたい」という事を言っていたので、真相は別でも映画的には良いのかもしれないけどね。