シナリオタイトル「冬越しの巫女舞」

 今回のシナリオは「辺境の山村で祭りが行われる。この祭りは冬の神*1を山に返して春を迎えるために巫女か舞うという物。その村に訪れたPC達」という設定。ちなみに即興型。「深淵」はPCの使用テンプレートと運命を既に決めてある「構造型」と、テンプレートと運命をその場で決めてストーリーに絡める「即興型」がある*2。そして、PCは以下の様になった。ちなみに、この世界では「12歳が成人。20歳は俺達の25歳前後の感覚*3。25歳で30歳前後の感覚。30歳は40歳前後の感覚。40歳行ったら50代位の感覚。50歳は現役引退」と思って欲しい。

ジェロード
テンプレートは「プラージュ*4の下級司祭」。32歳男性。今回の祭りを取り仕切るために中央から派遣されたエリート。祭りを滞りなく行えば将来は約束されている。また、自分の運命に関わる何者かが訪れるという予感を持っている。
マーカス
テンプレートは「狩人」。25歳男性。普段はそれほど過激ではないプラージュ教団に村を滅ぼされた男。自分自身は猟に出ていたので難を逃れた。プラージュの祭りがあると聞き、村に訪れる。その村には大いなる予言を受けた者がいる、もしくは訪れると言う話を聞いている。
グラント
テンプレートは「盗賊」。24歳男性。兄ジーンの親友であり、その兄を嫉妬によって殺した男リチャードを追って盗賊に身をやつした男。親には迷惑をかけていると罪悪感を持っているが、兄の仇が訪れると思われる村に来た。
ブリジット
テンプレートは「吟遊詩人」。24歳女性。魔族「雪狼の戦姫ネージャ」の血を引き継ぐ女性。そのため、雪の中で野宿しても平気。ネージャを信仰している村に楽人として呼ばれる。また、「自分に相応しい人物と結婚できる」という妄想に取りつかれて行き遅れになっている独身女性。
ピエール(仮名)
俺のキャラ。テンプレートは「奇妙な旅人」。26歳男性。このテンプレートは「魔族を復活させてその力によって不老不死を得る」という事を目標とした秘密結社「緑の猟犬」の結社員である。目的達成のためなら世界が滅んでも問題ないと思うアレな結社だ。この男は夜中に結社で行った儀式によって魔族である「黄昏の公女」を見てしまい、それ以来「夜の到来」に恐怖を抱く。また、大儀のために死ぬという予言を受けている*5。まぁ、人の肉体が死んでも魔族になれれば問題ないさ。


 さて、今回のPC達を見ると以下の様な感じになると思われる。

  • 「緑の猟犬」のピエールが封印を解こうとする。
  • ピエールを阻止するために司祭ジェロードが立ちふさがる。
  • 狩人マーカスは村の仇を討つためにピエールに協力するか、運命を解決した後にピエールと対峙する。
  • 盗賊グラントはピエールの口車に乗ってピエール側につく。ただし、ピエールが実は兄の仇リチャードだとすればピエールと対峙する。
  • 吟遊詩人ブリジットは自分の祖先である魔族ネージャを解放するためにピエールに協力する。ただし、ネージャは今の境遇にそこそこ満足している感じもするので、母への神聖な儀式を犯す者としてピエールと対峙する。


 という事で、ピエールが封印を解いて世界崩壊*6か、ピエールが司祭ジェロードに討ち取られるという図式が成り立つわけだ。そして、セッションの結果、


フードファイトで大団円!


 PCもNPCも死者なし。そして、PCは全員目的を達成するという謎の結果に終わる。詳細は……長くなったので明日。(笑)

*1:ちなみに魔族「雪狼の戦姫ネージャ」だったりする。祟り神信仰なんですよ

*2:テンプレートの一部が決まっている「半即興型」なんて亜流もあるが

*3:20歳越えた独身女性は「行き遅れ」状態と思っていい

*4:狩猟系の宗教

*5:ルール的には、大ダメージを受けている時に死ぬと宣言すると判定に大きなプラス修正を得られる

*6:魔族が完全に解き放たれたら世界終わるよね。「影」でさえ強力なのに