第二版

 「深淵」は運命に翻弄される人の子をPCとし、悲劇を中心とした美しい物語を紡いでいくゲームだ。世界を作った神々や、その統治を引き継いだ巨人や妖精騎士は地上を離れ、今や地上に繁栄するのは脆弱なる人の子。そして、世界各地には神々に戦いを挑んだ魔族達の封印がある。魔族の封印は弱まり、世界には魔族の「影」が顕現し始めている。そんな世界観だ。
 ルールで特徴的なのは4つ。
 1つ目は「運命」。これはPC作成時に「運命」を2つ決める。それがPCの負っている運命であり、「カッコイイけど悲惨」である場合が多い。
 2つ目は「現在年齢」と「推定寿命」。推定寿命を削る事によって「達成値を上げる」「判定をし直す」「ダメージ等を引き直す」「判定を大失敗にする」等ができる。当然、推定寿命が現在年齢に達すればセッション後にはPCが死亡したり引退したりする。
 3つ目は縁故。PCが何に縁を持っているかを表し、それが判定の修正値になる。例えば「恋人(5点)」という縁故を持っている場合「恋人を守る」なら+5、「恋人を捨てて逃げる」なら-5の修正になる*1
 4つ目は「夢歩き」。夢や白昼夢や幻視等を介してプレイヤーが自分のPCの心境を伝え、GMが必要な情報を与えるルール。細かく書くと長くなるので、この辺は実際にやってみるか知っている人に聞く方がいいでしょう。
 さて、今回は「深淵 第二版(仮運用)」を使用。長らく手に入りづらくなっている「深淵」の第二版のテストプレイを兼ねているのですよ*2。ちなみに、今のところ*3第二版は第一版と大きく異なるところはないっぽい。データのマイナーチェンジや世界設定の整理*4が主なところみたいだ。まぁ、


さらに死にやすくなったけどな。


 ダメージを与えるカード*5が増え、カードのダメージは50%増しになり、鎧が弱体化。ほら、死にやすいでしょ?

*1:ちなみに、プラス修正が欲しければ推定寿命を削る

*2:現在、大人の事情が絡んで「いつ発売」とは言えない状態らしいけど

*3:今後どう変わるかは不明

*4:第一版の5年後になっているらしい

*5:「深淵」はカードを引いて、そこに書かれているテキスト通りにダメージが入る