「スタンピード！」の改善点
今回、「ガンドッグ」の西部劇物「スタンピード！」をやってみて改善点が見えてきた。改善する点は「決闘のターゲット・レンジ・シート」。
このターゲット・レンジ・シート、特殊なルールが採用されてる。具体的にはレンジ５からレンジ３まで「どちらか一方がクリアした時点で、両者とも次の［レンジ］の［Start］へ移動する。クリアした方は次の［レンジ］で［マーカー］を１［トラック］進めることができる」となっているのだ。
だが、これのルールがあるために困った事になった。というのも、
- PCのジェームズ・ジェシーが判定に成功したら、判定に失敗したライバルが一緒に次のレンジに移る。
- ジェームズ・ジェシーは判定に成功しているのでマイナス修正はついたまま。一方、ライバルは判定に失敗しているからマイナス修正がなくなる。
- マイナス修正がついて判定に失敗すると、マイナス修正がなくて判定に成功した奴に簡単に追い抜かれる。
という事が起こったのだ。デザイナーは「ほぼ同時に銃を抜く」という状況を再現したかったのだろうが、判定に成功している方が不利になるのでは本末転倒だなぁと。あと、PCが決闘に負けたら話が混迷する。なので、以下の様に変更すべきだと思う。
「決闘のターゲット・レンジ・シート修正案」
- 「どちらか一方がクリアした時点で、両者とも次の［レンジ］の［Start］へ移動する（以下略）」は廃止。通常のターゲット・レンジ同様に差がついたら差がついたまま*1。
- それでも決闘ターゲット・レンジでPC側が負けたら、相打ちで両者死亡とする。
これで「最後にNPCのクリティカルために決闘終了。PC敗北」は起こりにくくなるし、よしんばPCが負けても両者相打ちで死亡なら残った奴等で上手く話が進められる。
「スタンピード！」でGMやる時には決闘で上記の処理をする事がお奨めだ。経験者からの忠告です。
*1:「同時に銃を抜く」を再現するために色々改善案を考えたが、やっぱりこれが一番スッキリしていて分かり易かった
