船で死ぬ
１本目のシナリオが終わった時点で3:30pm頃。まだ時間があるので２本目のシナリオをやる。２本目は
「30年前に行方不明になった交易用の外洋船が何故か川に現れる」
という物。これは第１版の時に「ニューディール」のサークル代表がやってくれたシナリオの設定。元々は港湾都市マリエンブルグが舞台だったのだが、１本目のシナリオで「君達はエンパイアの首都アルトドルフにいる」と言ってしまったのでこういう設定に。
「リアリティがない？混沌だからしょうがないでしょ？」
で済ませられるって楽だなぁ。「ウォーハンマー」はGMフレンドリーでいいねぇ。
で、船に潜入。外洋船とはいえ船の構造なんてそう変わるもんじゃないので、船という名のダンジョンはアドリブで生成する。ちなみに、この船は殺戮の神コーンのチャンピオンに乗っ取られている。
で、２本目のシナリオでの最初の戦闘。コーンのレッサー・デーモンであるブラッドレターを出してみる。
「あれ？レルム・オブ・ケイオス*1に帰っちゃった」
デーモンは物質界では不安定な存在なので、戦闘中にレルム・オブ・ケイオスに送還されてしまうことがある。で、そのルールによって１ラウンド目で送還されてしまった。おかしいなぁ、ブラッドレターもそれなりに強いんだけどなぁ。あっさり終わっちゃたよ。
で、船を探索し、ラスボス戦。コーンのケイオス・チャンピオンとの戦いだ！今回のチャンピオンにはケイオス・アーマーを着せるだけじゃなく、チェーンソー・ソードなんかも持たせてみたり。チェーンソー・ソードというのは第１版の時代にあったケイオス・ソードで、両手剣の歯がチェーンソーになっているという物。これで切られるとその部位のアーマーがなくなっていくというプレイヤー泣かせな能力を持っていた。アーマーが剥げていくのはさすがに酷いので、歯がチェーンソーの「衝撃」の特性を持つ片手剣という設定にする*2。片手で使える様になったのはジャイロスタビライザーという名の反動補正装置が付いたからとすればいい。混沌も技術革新は行われているわけですよ。まぁ、混沌の技術革新ってのは「どれだけ未来のテクノロジーを現代に持ってこれるか」なんだけどね。あと、あっさりといなくなったのが悔しいのでブラッドレターも出してみたり。
という事で、追加経験点800点*3のPC３人でケイオス・チャンピオンとブラッドレターとの戦闘。やはり結構いい勝負になる。で、敵味方双方がボロボロになっていき「誰かが倒れたら勝負が決まる」と言うところでソノッリがブラッドレターに殺される。という事でPCが圧倒的に不利な状況に。すると、
トーマスがシングリムを置いて逃げ出した！
あぁ、そうだよなぁ。ヒロイックなTRPGだったら仲間を見捨てるなんて事はあり得ないけど、「ウォーハンマー」だったら生き残るために仲間見捨てて逃げるよなぁ。俺もその立場だったら逃げるだろうし。という事で、一人取り残されたシングリムはあえなく討ち死に。
トーマスは逃げ帰って依頼人に「あの船、混沌に汚染されていてヤバイですよと」報告する。そのまま依頼を放り出して逃げようと思っているのだろうが、それを許すほど俺は甘くないぜ。なので、
依頼人「腕の立つ者をすぐに集めます。それまでこの家でおくつろぎください」
と言って軟禁。翌日に新たに手練れのドワーフ２人を用意する。という事で、名前を変えたドワーフ２人を加えて以下の様なパーティとなる。
- オルザド
- プレイヤーはしも氏。ドワーフ45歳男性。現在キャリアはチンピラ。名前の変わったシングリム。
- リムザド
- プレイヤーはH氏。ドワーフ80歳男性。現在キャリアは流れ者。名前の変わったソノッリ。
- トーマス
- プレイヤーは虎魂氏。ハーフリング20歳男性。現在キャリアは傭兵。仕事を降りたかったけど降りれなかった人。（笑）
まぁ、ケイオス・チャンピオンとブラッドレターは怪我をしているわけだし、「敵を殺せ、敵がいなければ味方を殺せ、味方がいなかったら自分を殺せ」が教義のコーン信者が「負傷治療」技能なんか持っているわけもないので*4、今度は負ける事はないでしょう。
てなわけでリベンジ戦。トーマスが恐怖で固まったりもしたが*5、すでに重傷状態だったブラッドレターが倒れたので皆でチャンピオンをタコ殴り。さすがに３人でダメージを負っていたチャンピオンを殴れば死人出さずに倒せるよね。って事でミッション・コンプリート。
