D&Dビギナーズ・セット

 今日はTRPGサークル「ニューディール*1」の定例会の日。そして俺は「D&Dビギナーズ・セット*2」を持っていく。正直なところ以前出た「D&Dベーシック・セット*3」の方が出来はいいと思うのだが、せっかく買ったならやってみないとねぇ。
 という事で持っていき立卓。今回は付属のPCのみを使用。以下の様になる。

レグダー
プレイヤーは外部参加者のM氏。ヒューマンのファイター。
ラニ
プレイヤーはサークル代表。エルフのウィザード。
カーン
プレイヤーはS氏。ヒューマンのローグ。
ドサール
プレイヤーはスタッフのM氏。ドワーフクレリック


 このセットは、スリープのデータがなかったりターニング・アンデッドのルールがない等と非常にDM*4に優しい作りになっている。ほら、せっかく出したモンスターが一発で倒されるとつまらないし。
 で、セッション。このセットは「君達はダンジョンを探索して来て今この状況にいる」と状況を切り取って遊ぶという物。正直俺はこれは良くないと思う。初めてTRPGやる人達が見たら「TRPGってこんなゲームなんだ」と思ってしまうからだ。しかしまぁ、どんな感じのバランスか見てみたいのでルール通りに運用する。
 で、「遭遇1 ダンジョンに突入せよ!」。ここは問題なくクリア。しかし「遭遇2 ハーピーの巣」でラニンが気絶する。ここでバランスが結構厳しいという雰囲気を感じる。そして


「遭遇3 地下墓地の悪霊」で2全滅!


 う〜ん、この「遭遇3」は酷いよ。状況としては「左右に4つの石棺。奥に怪しげな祭壇。祭壇の側にオークの死体が倒れている」という状況。普通は手近な石棺から調べるが、そうするとオークがゾンビとして起きあがり、石棺にスケルトン出現。そして祭壇から稲妻が毎ラウンド発射される。この稲妻は直線上にいる者に1d4+4のダメージ。反応セーヴィング・スローで15以上が出ればダメージ半減とはいえかなり痛い。レベル1にそれはねぇよなぁ。
 実際に戦ってみると、スケルトンやゾンビに構っていたら稲妻によって1全滅。同じ状況にして「祭壇が稲妻を撃つのは分からないから、とりあえずスケルトンを攻撃。稲妻が飛んできたら祭壇に攻撃」という戦法で臨むが、やはり全滅。これで2全滅。おそらく「遭遇3」をクリアするには

  1. 石棺を無視して祭壇を調べようとする。
  2. ケルトンとゾンビが現れたと同時に祭壇に全力攻撃。


しかないと思われる。こうすれば出目次第で勝てるかな。とりあえず、「遭遇3」は酷いバランスだ。結局「遭遇3は辛くもクリアした」として進めた。
 さて、「遭遇4 ミノタウロスの迷宮」。ここをクリアしたところで


「この時点で、これまでの4つのシナリオで冒険者が獲得した経験点の合計は1,000点を超えているはずだ。つまり、彼らが2レベルに成長し、(以下略)」


とシナリオに書いてある。が、


まだ925点なのだが……。


 「遭遇1」でゴブリンの死体をまさぐらなかったので、それを行えば追加で経験点を25点得られる。だが、あと50点足りない。「遭遇3」でスケルトンを2体倒していれば1,000点には達するのだが、そんな余裕ねぇぞ「遭遇3」は。
 という事で、レベルアップならず。レベル2用シナリオ「遭遇5 ガーゴイルの泉」をレベル1でやる事になった。いや〜、レベル2用だから戦闘厳しい厳しい。奇跡的に誰も倒れずに「遭遇5」はクリアできたが、やっぱりバランスおかしいよ。
 そして最後の「遭遇6 決戦!ブルー・ドラゴン」。まぁ、ドラゴンに会うまではいい。厳しい戦いではあるがクリアできるから。だが、


ドラゴン戦に「オークの棍棒戦士」と「ゴブリンの弓兵」なんか一緒に出すなよ!


 ザコの攻撃が地味に効いて、最後の遭遇で全滅。これで3全滅。
 全滅して終わりってのもアレなので、

  • ラスト戦闘はブルー・ドラゴンのみ。
  • 武器、防具は全員+2の物を装備しているとみなす。
  • 欲しい宝物カウンターは全部持っているものとする。


というレギュレーションで再戦。ポーションを全部使い切り、なおかつレグダーが倒れかける状態でなんとかブルー・ドラゴンを討伐した。ふぅ、ミッション・コンプリート。