ヘアスプレー

 どうも今月いっぱいで公開終了という事なので、映画「ヘアスプレー*1」を観に行った。これは1988年公開のコメディ映画のリメイク。1988年版をブロードウェイ・ミュージカルにリメイクされ、ミュージカル版を映像化したのが今作。話の内容は「1960年代、太っているヒロインが大好きなダンス番組のレギュラーになって有名になり」って話。1960年代はまだまだ有色人種に対する人種差別が根強くある時代であり、人種差別をなくして新しい時代の幕開けとなるというのが映画では重要なファクターを占めている。この辺、何故その時代に設定したのかが分かるので俺は評価したい。
 でもまぁ、観ていて疲れたね。ミュージカル・シーンが連続したりするのが疲れる。ミュージカル・シーンを休み休み入れてくれればこんな事はなかったのだがね。あと、ヒロインが全く葛藤せずに突き進んでいっちゃうのもどうかなぁと。やっぱり主人公には色々葛藤があったりしながら前に進んで欲しいなぁと思うのでね。正直、ヒロインの母親の方がキャラ的に主人公向きなんじゃないかなぁと思ったりした。
 でもまぁ、総合的に見れば面白かったかな。以前の映画版をリメイクではなく、ミュージカル版を映像化ってところも面白いしね。