六地蔵

 次は和泉流の「六地蔵(ろくじぞう)」。「都に出てきた田舎者*1が村に作った新しい地蔵堂に安置する6体の地蔵を求めている所に、すっぱ*2が仏師と偽って接近。翌日までに6体の地蔵を用意するという約束をする。で、仲間を地蔵に扮させるのだが、分け前が減るので3人にしか声をかけず」って話。
 この話は、掛け合いトークの時に野村萬斎氏が言っていた様にスラップスティックな笑いを見せてくれる。しゃべり口調を現代語にして演じたら子供から大人まで楽しめるんじゃないかなぁと思う。ドタバタはコメディの基本だなぁと改めて思った。

*1:狂言で言う「田舎者」は「地方に住む人」という意味合いでしかなく、バカにしたニュアンスはないので注意

*2:「悪者」の事