「シルバーレイン」雑感

 このゲームは思っていた以上にちゃんと遊べる。で、個人的にはラストバトルがかなりガチな所が気に入った。やっぱり敵は驚異でないとね。楽に倒せる敵なんて敵とは言えないよな。防具とかも「HPなどが増える」って処理をしているので戦闘でのダメージ計算は結構楽だ*1
 しかし、やってみて一番思うのは「別に『シルバーレイン』じゃなくてよくね?」だった。ありがちな世界設定。ありがちな現代退魔物。わざわざ新システム出してまで遊ばなくても既存のTRPGに同じ様なのは沢山ある。まぁ、その市場から利益を得るっていう企業側の考えは分かるけど。
 あと、このゲームはキャラメが面倒臭い。PBW版のキャラをそのまま持ち込める様にデザインされている様なのだが、それが弊害となっている。てか、PBW版はTRPG化する事を前提として作っているって話なんだから、PBW版作る時にその辺もちゃんと考えておけよなぁ。ゲーム作成時にダメージ基本値出すのに何度もかけ算するのは鬱陶しいよ。
 あとはまぁ、銀誓館学園の制服は変だ。フィクションだからと百歩譲っても、高校女子の制服はないわ。だってスカートに腰までスリット入ってるんだぜ。あのままだと普通に下着見えるし、「風紀が乱れる」として学校側がそんなデザイン採用しないだろうよ、普通。
 とまぁ、俺の感想は「それなりに遊べるけど、あえてこのゲームをやる理由はない」ってとこかな。「安心して遊べるメンツが『遊んでみたい』と言うなら付き合っていいかなぁ」レベルのゲームだね。
 あぁそうそう。このゲームは雑魚をなぎ払うためにそれなりのダメージが出る全体攻撃は必須。本業をコミックマスター、ゾンビハンター、白燐蟲使いのどれかにしたPCは最低2人は欲しいところだ。もし「シルバーレイン」をやるならその点は抑えておいた方がいい。

*1:ダメージから防御点を引くっていう計算が入らないからね