告発のとき

 今月は6月。6月は俺の誕生月で、誕生月は毎日1,000円という映画館がある。なので明日は映画の日なのだが、あえて今日映画を観に行く。
 今日見たのは「告発のとき*1」。イラク戦争帰還兵が行方不明になり、その父親が息子の行方を探しに行くという話だ。ちなみに、実話を元にした映画。
 感想は「内容が重いが、よくできている良い映画」かな。
 この映画のテーマはおそらく「戦場は人を狂わせる」という事なんだろう。詳しく書くとネタバレになるのでやめておくけどね。でもまぁ、確かに戦場行ったら心のバランス崩れるだろうな*2。こういうテーマはベトナム戦争帰還兵を扱った映画*3で色々と描かれていたりしたが、現代でも同じって事だな。
 この映画はブッシュ大統領イラク戦争終結を宣言してから1年半後から話が始まる。つまり、政治的な戦争と実際の戦争は別だって事だな。ラストに掲げられる星条旗がこの映画の全てを物語っている気がする。
 重くて後味が悪い映画ではあるが、そういうのが平気な人にはお奨め。

*1:http://www.kokuhatsu.jp/

*2:「雄々しく戦って死んだ戦士は死後楽園に行ける」みたいな常識だったらまだ大丈夫なんだろうけど

*3:ランボー」もベトナム戦争帰還兵だ