時計を見よう

 さて、今回はセッション中に気を付けるべき事を書いておこう。それは


時間配分


ってヤツだ。
 TRPGをどこで遊ぶにしろ、タイムリミットはある。コンベンションならセッション終了時間が決まっているし、誰かの家で遊んでいても何日も泊まり込んで遊ぶってわけにもいかない。なので、セッション時間をコントロールする必要がある。
 では、具体的にどうやるかだ。
 セッションにおいて、以下について時間配分を考えるとよい。

  1. キャラメ。
  2. クライマックス。
  3. エンディング処理。


 まずキャラメなのだが、これはシステムとプレイヤーの慣れによって変わる。簡単にキャラが作れてプレイヤー達もそのシステムに慣れていれば5分で作れたりもするのだが。しかし、初めてやるシステムなんかだとキャラが作りやすくても1時間はかかる。世界観の説明、PCの立場の説明、ルールの説明なんかを含めると2時間から3時間はかかると思っていい。
 クライマックス部分は、ほとんどのゲームではボスとの戦闘だ。これもシステムによるが、1時間はかかると考えた方がいい。余裕を持って1時間半位はクライマックスに当てるといいだろう。
 エンディング処理は、クライマックスが終わってからの話の結びだけではなく、経験点の計算なんかも含まれる。これも30分はかかると考えていい。
 という事で、キャラメに2時間、クライマックスに1時間半、エンディングに30分とすると、計4時間。つまり、セッションのために確保している時間から4時間を引いた時間が導入からクライマックス直前までに使える時間というわけだ。
 何故「導入からクライマックスの間」の時間を逆算するかというと、ここが一番時間を調節しやすい部分だからだ。長くやろうと思えばいくらでも引き延ばせるし、短く終わらせたいなら巻きを入れられるし。ここで上手く調節して、クライマックスとエンディングのための時間を確保しよう。
 という事で、GMは時計を見れる位置に座るのは必須。時計がない場所でも、腕時計や携帯の時計を見れる様にしておこう。