ゲームブック

 昨日書いた「ゲームブックの萌え化*1」。このBlogを読んだ俺のゲーム仲間達に衝撃を与えた様だ。で、彼等の共通見解は


「これはホビージャパンの罠」


 セレクトがよりにもよって「死のワナの地下迷宮」と「地獄の館」だからねぇ。ファイティング・ファンタジーの中でも指折りの無惨な死を迎える2作が萌え化ってなもんだ。もう、罠としか思えないよな。それとも「萌えっ子が無惨な死を遂げる」という、物凄く狭い需要に応えようとしているのか?とりあえず、中身が元のままだったら「萌えっ子は死ね」というメッセージだと受け止めておこう。
 ちなみに、「死のワナの地下迷宮」は俺がTRPGを始める切っ掛けになったゲームブックだったりする。小4の時に友人から借りてゲームブックの魅力に取り憑かれ、「マンガだけじゃなく本も読みなさい」と言われて親に貰った図書券が全てゲームブックに替わったあの頃*2。そして、ゲームブックの巻末広告でD&Dを知り、友人*3が手に入れたD&Dを皆で遊んだ日々。「死のワナの地下迷宮」を借りていなければ今頃全く別の人生を歩んでいたかもなぁ。ま、後悔はしていないが。
 それにしても考えれば考えるほどゲームブックの萌え化は事故っぽい企画だよな。サカムビット公が妖艶な美女や萌え幼女になったところで迷宮探検競技の死亡率は変わらない。化け物屋敷の拷問吏が頭のイカレた爺からボンテージ美女になったところで酷い拷問を受けるのは変わらない。ラノベ感覚で買っていた大きいお友達が、次々に血反吐を撒き散らして「俺が求めていたのはこんなんじゃない!」と怨嗟の声を張り上げるのが目に浮かぶ。なんか段々楽しみになってきたぞ(笑)。

*1:http://ga.sbcr.jp/mnews/011676/

*2:ちゃんと活字だから、親の意向から外れているわけではないと思う

*3:「死のワナの地下迷宮」を貸してくれた友人と同一人物