アイディアの出し方

 さて、昨日から書き始めた「シナリオ作りのコツ」。早速「気を付けておく事」を書こうと思ったが、その前にシナリオ作りで最初につまずく「アイディアの出し方」について触れておこう。
 TRPGのシナリオは、どんな事件が起こってどんな風に展開するかをあらかじめ考えておく必要がある。これが慣れていないとなかなか難しかったりする。なので、俺がやっているシナリオ作りの手の付け方を列挙してみよう。

舞台から決める
ダンジョン・シナリオをやるか、ウィルダネス・シナリオをやるか、シティ・シナリオをやるか。まずここから決めてみるって手法。ダンジョン・シナリオだったらとりあえず適当なダンジョンを組んで、そこにPC達が入る理由を考えるって分けだ。
ラスボスから決める
ルールブックを眺め、シナリオに出すモンスターから決める手法。モンスターが決まったら、どうしてモンスターと戦う事になるのかという道筋を考え、シナリオに肉付けをしていく。
シチュエーションから決める
あるシーンを思い付いた場合なんかから決める手法。例えば、以前俺が「深淵 第二版」でやったシナリオは小説「白鯨」を元ネタにしてみようと思って作ったシナリオだ。また「花火って夜空に魔法陣描けるよね」という妄言から作った「クトゥルフ」のシナリオを今度やる予定だ。
システムから決める
とりあえずTRPGのシステムありきでシナリオを作る手法。例えば、「セイクリッド・ドラグーン」なんかは魔境というダンジョンを用意してラスボスにドラゴンを配置すればいい。こんな風に、そのシステムの典型的な話をシナリオとして起こす方法だ。


 とまぁ、俺がやっているのはこんなところかな。とりあえず、シナリオ内容をどうしようか漠然と考えるより、とっかかりを決める事から始める方がシナリオは作りやすい。
 シナリオ作りのとっかかりを決めたら、あとはそこに肉付けをしていくだけだ。慣れない内は「ダンジョンを作ってそこにPC達を投入する導入を決める」って手法でダンジョン・シナリオを作るのが楽だよ。