設定を固めよう

 さて、カール・バルゼーの一団がエリンドゥに戻ったのがこの年の154日目。で、この時期にはヨハン・フォン・カネガスキーが向かったレイダインからの情報が入っているはず。という事で、ヨハン・ルートを再開する事になる。
 ヨハン・ルートで重要なのは、向かった先の惑星レイダインの設定。この星はジャドリンとレンスカンシという2つの星を属領としているという公式設定がある。他にも地球より大きな惑星で、大気は多様*1で、小国分裂状態で、陸地のない海洋世界という事も公式できまっている。ちなみに、ジャドリンとレンスカンシは両方とも貧困な砂漠世界。
 さて、レイダインの設定。とりあえず「小国分裂状態」なのでいくつの国に分かれているかを決める。で、数百もあったら扱いきれないので扱えそうな数にしようという話になり、レフリーが2d6をした結果5ヶ国で形成されている事になる。
 さて、次はこの5ヶ国がどういう関係になっているのかだ。これも6つの案を出してレフリーが1d6で決定。結果、「4つの小国が連合を組み、1つの大国と拮抗する形」という設定に。それを元に以下の様な設定が決まる。ちなみに、国名は食品添加物名をもじって付けてみた。

ニダーグッタ
大国。政治体制は「カリスマ的独裁政治」。C型宇宙港を持つ。
ポパナック
小国。政治体制は「非カリスマ的寡頭政治」。D型宇宙港を持つ。
レンナック
小国。政治体制は「封建的技術政治」。D型宇宙港を持つ。
コパイバル
小国。政治体制は「間接民主主義」。C型宇宙港を持つ。
ジピン
小国。政治体制は「行政部官僚政治」。D型宇宙港を持つ。


 次にジャドリンとレンスカンシへこれらの国がどの様な影響力を持つかを決定。これもランダムに決めた結果、以下の様になる。

ジャドリン
ニダーグッダ、レンナック、コパイバルの3ヶ国の影響がある。影響力の大きさ的にはニダーグッダ2、レンナック1、コパイバル2。
レンスカンシ
ジピンとポパナックが半々の影響力を持つ。


 とりあえず国家に関する所はこのくらいで。ニダーグッダの独裁者がどんなヤツかとか、各国の利権についてとかはまた次回にでも詰めていけばいいだろう。惑星の位置的に考えれば様々なスパイ*2がいるだろうしね。
 で、今度は惑星自体についてを詳しく決めていく。どんな惑星かってのは各国の利権に関する事にも関わってくるだろうし。
 この惑星の大きな特徴としては「100%海で陸地なし」である事。陸地がない星って事で以前「溶岩の海ってどうよ?」みたいな話が出ていたのだが、今日はこんな意見が。


虎魂氏「ガラスの海ってどう?」


 ガラス。窓なんかに使われるアレだ。ガラスは一般的に固体に分類されるが、実は「粘度が非常に高くなった液体」という捉え方もある。実際、古い建物の窓ガラスなんかは上部のガラスが下に垂れた様になっていたりする。また、何十年もかけてガラスが垂れるのを観察するという実験も実際にやっている所がある。つまり、ガラスは液体であるという捉え方をすると100%ガラスでできた星は100%海であると言えるのだ。
 という事で「ガラスの海」は面白いので採用。もっとも、不純物が多く含まれているので透明度は低いだろうけどね。だが、ガラスの海だとSFでたまに出てくる「ケイ素生物」なんかがいる可能性があるよね。もっとも、ケイ素生物の生命活動はゆっくりし過ぎているだろうから「これは生命活動をしているのか、結晶の形が徐々に変化しているだけなのか判断に困る」なんて事になるだろうけど。
 ま、とりあえず今日決まったレイダインの設定はこんな感じ。次回はもう少し詳しく決めていきましょうかね。

*1:場所によって気圧が違うとか空気の性質が違うとかって事

*2:帝国のスパイとかゾダーンのスパイとかね