ミスター・ノーボディ

 次に観たのは「ミスター・ノーボディ」。これは「荒野の1ドル銀貨」と「皆殺しのジャンゴ」の間が暇だったという理由だけで観たのだが、


スゲー面白かった!


 この映画は、早撃ちで有名な初老のガンマンと自称「ノーボディ(誰でもない)」の若者を描いた作品。で、この2人がいい味出してるんだ。初老のガンマンは引退してヨーロッパで老後を過ごそうとしているし、「ノーボディ」は初老のガンマンに憧れて彼を伝説にしようとしている。そして、「ノーボディ」のある意味「外連味」であり、ある意味「ユーモラス」な振る舞い。サイコガンではなくて拳銃だけど、寺沢武一氏の「コブラ」の主人公コブラのルーツを見たような気がする。
 他にも、砂煙を上げて150騎の騎馬駆けが凄い。BGMも「ワルキューレの騎行」をアレンジした物だしねぇ。
 とにかく笑いとアクションのバランスが素晴らしい作品。観る価値有りだよ。