ザ・ホード 死霊の大群

 最初に観たのは「ザ・ホード 死霊の大群*1」。「ギャングに同僚を殺された警官達が復讐のためギャングの潜伏する古ビルに突入。しかし、そこで死体が動き始め」って話。


この映画のゾンビは群れる上に走ります!


 ゾンビってのは大抵の映画では動きが遅い。また、作品によっては聴覚でのみ反応する。しかし、この映画のゾンビは人間を視認し、ダッシュで追いかけてくる。しかも群れで。こんな奴等に囲まれて生き残るのは難しいよなぁ。ダッシュするゾンビは今までもいたが、この映画は10体以上のゾンビが何度も走ってくる。その点が今まであった「走るゾンビ物」より優れている点かな。
 あとは、「窮地に立ったら、とりあえず仇敵でも協力する」っていうシチュエーションを取り入れているところも面白い。そして、基本は敵同士なのでいざこざも起こるし、味方側同士でもいざこざが起こる。この辺も面白いかな。
 ただ、予算の関係かも知れないが、ラストをもうちょっと丁寧に描いて欲しかったなぁ。その点が残念。ただまぁ、ゾンビ物としては悪くない出来だとは思うよ。