グスタフ・ルート開始ですよ

 さて、キャンペーンの続き。今回からはグスタフ・フォン・ベッケルハイムのルートの続きをやろうって話になっていた。で、使用するPCは以下の通りとなる。

ヴォルフガング・シュターデン
プレイヤーははまちゃん氏。46歳男性。元帝国海軍准将。惑星フレンジーにいる退役将校で、傭兵会社の顧問。ちなみに、この傭兵会社は我らが母星マージシーの兵員募集に傭兵を送っている。
ファルコ・ヘッシャー
プレイヤーはジャック氏。42歳男性。未開人出身の剣士。剣技能がレベル8という化け物。
ライナー・クニツィア
プレイヤーは俺。50歳男性。元外交官の参事官。現在はグスタフ・フォン・ベッケルハイムの秘書官。


 さて、グスタフ・ルートの目的は「リジャイナ星域に行って艦隊を借りてくる」事。で、この辺りの設定がどうなっているかを確認する。ちなみに、サプリメントの「第5次辺境戦争」に出てくる有名人が関わってくる事になるはずだ。
 で、「第5次辺境戦争」によると、丁度今くらいに第5次辺境戦争の重要人物であるサンタノチーブとノリスの仲が悪くなってきたとなっている。で、サンタノチーブは現在はリジャイナ星域帝国海軍情報部長官だが、1年後にはコネと政治がらみで宙域提督に出世したとなっている。情報部長官が宙域提督に?不思議な人事だな。もしかして誤訳かもな。という事で原文を調べてみる*1。とりあえず「リジャイナ星域帝国海軍情報部長官」は原文では


"Commander-in-Chief, Naval Intelligence, Regina Subsector"


となっている。
 「リジャイナ星域帝国海軍情報部」はいいとして、"Commander-in-Chief"?このハイフンで繋がっている書き方が気になるな。という事で携帯からネット検索してみる。すると、これは「司令長官」という意味らしい。「司令長官」はアメリカでは太平洋艦隊と大西洋艦隊の指揮官職の事だったらしい。で、アメリカ的には作戦本部長に昇進する事もあったのだとか。ちなみに、海軍情報部は海軍作戦本部の中の情報部みたいだね。いや〜、昔は「次のセッションまでに図書館で調べてくる」って行為が、今では携帯使ってセッション中に調べられる様になったんだよなぁ。凄い時代だ。
 ともあれ、サンタノチーブは艦隊の指揮権は持っているみたいだが、今はまだグスタフ・フォン・ベッケルハイムが注目する様な人物ではないね。
 ではノリスに関してはどうか。この頃のノリスは文官の長であり、軍事的な力は全く持っていなかったとなっている。なので、やはりグスタフ・フォン・ベッケルハイムが注目する人物ではない。
 という事で、グスタフ・フォン・ベッケルハイムが艦隊を手に入れるためにはサプリメントに名前が出てこない現在の宙域提督にコネを作る必要があるわけだな。
 てなわけで、グスタフ・フォン・ベッケルハイムからライナー・クニツィアに対して宙域提督にコネクションがある人物を調べろという司令が来る。今いる惑星フレンジーは、サプリメントのデータを見る限りではこの辺の貴族達が集まっている高級住宅星みたいだからね。で、リストアップされた人物達の中でトップのところに来るのがヴォルフガング・シュターデンとファルコ・ヘッシャーになるわけだな。
 ヴォルフガング・シュターデンは元海軍准将。なので、宙域提督へのコネクションがあってもおかしくはない。ヴォルフガング・シュターデンとしても、自分の会社が傭兵を送っている惑星マージシーの総統が来たってんなら接触したい所ではある。
 ファルコ・ヘッシャーに関しては、未開人出身の剣士が何故リストアップされるのだろうか。おそらくこいつはフレンジー王家の剣術指南役なんじゃないだろうか。というのも、剣技能がレベル8。「トラベラー」においてレベル3だと熟練。レベル5だと達人レベルだ。なのにレベル8。おそらく歴史に名を残す剣聖レベル。だったら王家の剣術指南役でもおかしくなかろう。多分、腕が立つって事で色々試合を勝ち進み、御前試合で優勝してその地位を得たんじゃないかと。ちなみに、グスタフ・フォン・ベッケルハイムの妻マルガレータは惑星フレンジー出身で「フレンジー流活殺剣」の使い手って設定にしていた。という事で、マルガレータのファルコ・ヘッシャーに対する態度を反応表で決めたら「敵対的で攻撃を仕掛ける」となった。おそらく彼女の師匠が御前試合で負け、未開人に負けた屈辱*2から自害したのだろう。だったら師匠の仇って事で「おのれファルコ・ヘッシャーめ」となってもおかしくないね。
 ちなみに、フレンジー王がグスタフ・フォン・ベッケルハイムについて知っているのかどうか。小国分裂状態だった惑星マージシーを統一して、1年程で帝国外の星々を帝国領土にしていっているってんだから噂くらいは耳に入るだろうね。良くも悪くもそんな事してるのグスタフ・フォン・ベッケルハイムくらいだし。てなわけで反応表を振ったら「関心を持つ」となる。おそらくフレンジー王は「マージシー統一には多大な犠牲を払っていた*3が、破竹の勢いで帝国領土を広げている。今後の動向に注目していてもいいんじゃないか」くらいには思っているんではなかろうかと。
 てなわけで、グスタフ・ルートに関しての設定は色々と出来上がった。次回からは本編開始だ!

*1:電子化されたサプリメントが本国で発売されており、虎魂氏が持ってきているノートPCに入っているのだ

*2:フレンジーは帝国貴族達の星なので、その師匠も帝国貴族なんじゃなかろうか

*3:核兵器が爆発していたからね