明日からは日常に戻ろうかと思う

 水曜日に父親が亡くなって昨日の告別式までバタバタしていたが、やっと一段落。なので、今日は疲れを取るためにゆっくり休む事にした。
 色々な人から「気落ちしないで」と言われたけど、正直なところあまり悲しいって気はしないんだよね。というのも、医者に何度も何度も脅かされてたんでね。父は昨年9月に脳出血をして寝たきりの状態になり、今年1月から自宅療養していたのだが、自宅療養を始めた時は医者に「長くて2ヶ月」と言われて覚悟完了。その後「いつ様態が急変するかも分からなく、急変したらそれまでの事も充分ある」と言われて覚悟完了。それからも様態が悪くなる度に「今日明日ってところ」とか「朝まで保つかどうか」とか言われて、その都度覚悟完了。って事で、10回くらい「覚悟完了&その後を脳内シミュレート」したおかげで亡くなった時にも「とうとうこの時が来たか」とは思ったが「悲しい?今更?」みたいな感じだった。なので、そんなに悲しくはないんだよね。
 でもまぁ、何も感じないかって言われるとそうでもない。何というか、「悲しい」じゃなくて「淋しい」だね。自宅療養には介護が必要で、介護には男手も必要になるので俺も実家で寝起きしていたんだよね。で、父親が寝ている部屋の様子をちょくちょく見ていたので亡くなってからも癖で覗いちゃう。そして、その度に「あ、もういないんだっけ」となるのが淋しいって感じかな。
 生きている内に「あんな事もやってやれば良かったかな」と思う事もあったりはするが、それをしていたらやれなかった事も出てくるから、出来る限りの事はしたのかなぁと。なので「やらなくて後悔」なんて事もない。
 そんなわけで、淋しさを感じる時もあるが落ち込んではいない。心配してくれた人もいるけど、俺は大丈夫ッス。火葬場の控え室が「星1」って部屋だったので「え?火葬って星一号作戦?」とか反射的に思ったくらいはオタク脳が働いていたしね。
 あとはまぁ、会った時によそよそしくされるのはこっちも困るので*1、次に俺に会った時にはいつも通りに接して欲しいかな。てか、悲嘆にくれているって時に遊びに行くヤツはいないわけで、遊びの席に参加するって事は心配不要って事だ。
 という事で、明日からは日常に戻ろうと思う。明日は映画の日だから映画でも観に行くかな。

*1:てか、変に気を遣われると鬱陶しい