トークショー2つ

 セッションの後は「グループSNEゆるゆるトーク」と「Role & Roll新作発表会」の2つのトークショーに参加する。個人的に気にるのは「モンコレ」を元にして作られる「ゴッドイーター*1」のカードゲームが出るという事と、SF物のTRPG「エクリプスフェイズ」の日本語版が出る事が内定したっていう2点かな。
 それから、「Role & Roll新作発表会」で「サイコロ・フィクション・コンテスト」の発表があった。26作品から5つの最終候補が選ばれ、そこから大賞が選ばれたそうな。そして、選ばれたのは次の作品。なお、解説は「Role & Roll vol.82」にあった寸評。


★大賞

「超常カードバトルRPGカードランカー」(作者:nozoi)
「俺のターン!」「トラップカード発動!」など、強いなりきり感が楽しめそうで、題材とテーブルトークの相性は抜群。レアカードがブレイクスルーになっているのもよい!


★最終選考ノミネート作品

「ブラッディ・アイズ・ドライブ」(作者:細山健児)
吸血種族となって誰かの血を吸うことに特化したRPG。はかなくせつない物語が描けそうである。行動が半ば自動化されたNPCのようなものを操るルールがあり、そこも吸血種族らしい。
ベルセルクリポート」(作者:うらべ壱鉄)
巨大ロボットや巨大ヒーローとなって地球を破壊しようとするシャイターンと戦うRPG。特技リストの見立てが世界地図となっており、世界中を移動しまくる規模の大きな戦いが楽しめる。
「異能市街戦シティクライシス」(作者:ハチ ハジメ
街の仲を移動しながら、事件を解決していくシティアドベンチャー本来の面白さを、丁寧にルール化した一作。特技リストに対応した閉鎖都市「オルター島」の表現は見事。
ジャイアント・トルーパーズ」(作者:たいぺい)
ロボット戦闘ものに欠かせない「カスタマイズ」を、シンプルなうえで幅広いバリエーションが楽しめるよう工夫されている。短期間にディベロップを重ねたであろう力作。


 という事で、俺の作品は最終選考まで残ったそうです。
 正直、河嶋陶一朗氏が「選考に考慮した点」という事で「ロールプレイしやすさ」と口にした時に「あ、俺の作品は選外だな」と思ったんだよね。だって、俺の作った物にロールプレイ云々なんてプレイヤーに丸投げで全くサポートしてないしな。それに、応募した時には既に「高評価を貰える可能性はあるけど大賞は取れないだろうな」とは思ったからねぇ。だって、TRPGって言うより「バトルテック」なんだもん。
 しかし、今回の大賞はノーマークの作品だったな。というのも、「俺のターン!」とか叫ぶのって普通にアナログ・ゲームでやってるから別にTRPGでやる必要性を感じなかったからだ。まぁ、ルール部分を見たら「こいつはスゲェ!」とか思うのかも知れないけどね。少なくともR&Rに載った寸評だけでは分からない部分が選考の決め手になった気がした。
 ま、とりあえずだ。


これで冬コミのネタはできたな。


 大賞は出版されるらしいが、大賞じゃないなら出版はされない様だ。だったら冬コミで出せばいいよね。宣伝文句に「第1回サイコロ・フィクション・コンテスト最終選考ノミネート作品」とか書けば箔も付くんじゃね?まぁ、個人的にはコミケで出す時にはサークルチケットになるだけ*2だが出版されたら印税が入ってくるので、大賞じゃないのが残念なところではあったりするのだが。
 でもねぇ、大賞取ってアークライトから「リプレイには女の子出してください」とか言われなくて良かった気もするよ。R&Rの記事やオリジナルのゲームを見るに、アークライトの編集部って「萌えがなければ売れない」とか思ってる感じがする。なので、リプレイとかに10代の萌えっ子を出せとか言われかねないと思うんだよね。そして俺の作ったTRPGのPCは人型等の搭乗兵器のパイロットであり、世界観はガチでリアルな戦争物。なので「うるせぇ、女子供はすっこんでろ!」とか言って編集と喧嘩になりそうだからなぁ。まぁ、「同人で出す時に箔が付くけど、上からの余計な指示がなくてノビノビできる」って点では最終選考止まりなのは理想的だったのかも知れないね。
 とりあえず「Role & Rollの記事として掲載する」とかっていう出版物に載る様なオファーが来なければ*3冬コミで出そうかと思ってます。冬コミで見かけたら買ってね。

*1:http://www.godeater.jp/

*2:寄稿する代わりにサークルチケットを貰うのがいつもの事なので

*3:まぁ、大賞作品には発表前に連絡取っていたという事を考えると、そんなオファーが来る事はないだろう